ネットフリックスの人気番組『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が席巻
ストリーミングのオリジナル作品予告編では、ネットフリックスの人気番組『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(Stranger Things)最終シーズンが2025年のランキングを席巻した。公開日告知予告、ティーザー予告、初のフル尺予告(第1弾予告)が最多視聴リストの上位4位のうち3枠を占め、3本合計で4億9000万回視聴に達した。
2025年、最も視聴されたストリーミング作品予告編
・『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン5』公開日告知予告(ネットフリックス。原題:Stranger Things Season 5) ○公開後24時間で1億7120万回視聴
・『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン5』ティーザー予告(ネットフリックス。Stranger Things Season 5) ○1億6400万回
・『イカゲーム シーズン3』第1弾予告(ネットフリックス。Squid Game: Season 3)○1億5650万回
・『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン5』第1弾予告(ネットフリックス。Stranger Things Season 5) ○1億5490万回
・『ウェンズデー シーズン2』ティーザー予告(ネットフリックス。Wednesday Season 2) ○1億1950万回
・『私たちの過ち』ティーザー予告(プライム・ビデオ。Culpa Nuestra) ○1億1500万回
・『やっぱりおかしなガムボール』ティーザー予告(フールー。The Wonderfully Weird World of Gumball Season 1) ○1億1130万回
・『イカゲーム シーズン3』ティーザー予告(ネットフリックス。Squid Game: Season 3) ○1億990万回
・『ONE PIECE シーズン2』ファーストルック予告(ネットフリックス。One Piece: Season 2) ○9490万回
・『Taylor Swift|The Eras Tour|The Final Show』第1弾予告(ディズニープラス) ○8210万回
※WaveMetrixのデータを基に作成
劇場公開作品のトップ10予告編の視聴数は減少傾向、ストリーミング作品は増加
合計すると、2025年の劇場公開作品のトップ10予告編の視聴数は、2024年のトップ予告編と比べて8%減少した。また『プラダを着た悪魔2』 は、昨年の最多視聴予告(スーパーボウル中に初公開された『デッドプール&ウルヴァリン』[Wolverine & Deadpool]の予告編で、公開後24時間で2億6200万回視聴)を上回るには至らなかった。
主要スタジオが長年予告編を投稿してきたYouTubeは、全プラットフォーム合算の総視聴数に占めるシェアが5%低下し、TikTokは5%上昇した。これは、いずれのプラットフォームよりも増加幅が大きい。具体的には、TikTokが『リロ&スティッチ』『アバター:ファイア・アンド・アッシュ』『ズートピア2』の予告編視聴数を押し上げた。
ディズニーは2025年、予告編ランキングで目に見える増加を示した。トップ10に入った同社作品は2024年の4本から2025年は7本に増えた。残る3本は、ライオンズゲートが1本(2024年は0本)で、ユニバーサルは2本がトップ10入りした(2024年と同数)。
『Michael/マイケル』と、2025年の視聴数ランキング第11位の『ハンガーゲーム:収穫の夜明け』(The Hunger Games: Sunrise of the Reaping)は、いずれもライオンズゲート史上最多視聴の予告編となった。
4000万回。これは、『モアナと伝説の海』の予告編が、ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンのインスタグラム投稿だけで獲得した視聴数だ。
劇場予告編の視聴数が減った一方、ストリーミング作品では大幅に増加した。ストリーミング配信シリーズの上位予告編は合計で前年から146%増となり、ストリーミング映画の予告編視聴数も31%増加した。ストリーミング映画・シリーズの最多視聴上位20本のうち、ネットフリックスは13本の予告編を占め、次いでプライム・ビデオ(3本)、ディズニープラス(3本)、フールー(1本)となった。


