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2026.01.04 17:00

2026年、3つの「感情スキル」がパートナーとの良好な関係を築く 心理学者が解説

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スキル3:パートナーに対する好奇心を保ち続ける

人間の脳は不確実性を減らすために空白を埋め、物語を構築する。ストレス下では、そのプロセスはより速く、より硬直的になる。認知的、感情的な負荷は、思考を近道へと押しやり、相手を理解しようとする好奇心を静かに消し去ってしまう。

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ある研究は、その理由を説明している。疲労していたり感情的に消耗していると、人は曖昧な行動を否定的、あるいは敵対的に解釈しやすくなる。ストレスは敵意帰属バイアスを強め、曖昧な手がかりを、使い古された内的スクリプトへと変形させる。「あなたは気にしていない」「距離を取ろうとしている」「結末は分かっている」といった結論が説得力を持つのは、ストレスを受けた脳が、ニュアンスよりも速さと確実性を重視するからだ。

このプロセスに陥ってしまうことをそのまま放置すれば、人間関係における親密さは確実に損なわれる。パートナー同士は直接関わることをやめ、自分が構築した物語と関わり始める。曖昧なやり取りのひとつひとつが同じ前提を強化し、誤解を自己増殖させる循環が生まれる。

持続的な好奇心こそが、この循環を断ち切る解毒剤である。早急な確信よりも、理解を優先するという意識的な選択をしてほしい。その姿勢は次のように表れる。

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・断定的な主張ではなく、確認の質問をすること
・パートナーの内的世界が変化し続けることを許容すること
・新しい情報が現れたら前提を更新すること
・誤解を、診断結果ではなく、データとして扱うこと

このスキルは、本稿で紹介した3つのスキルの中でも最も努力を要するものかもしれない。確信を持つほうが効率的な場面で、あえて開かれた姿勢を保つことを求められるからだ。しかし最終的に、好奇心は否定的な帰属の循環を減らし、時間が経つにつれて関係の満足度は高まるだろう。

これらのスキルは、それぞれ単体でも価値がある。だが、それらを組み合わせることで、安全な人間関係を育む心理的エコシステムを形成することができるだろう。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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