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2026.01.04 17:00

2026年、3つの「感情スキル」がパートナーとの良好な関係を築く 心理学者が解説

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スキル2:羞恥や防衛に陥らず、関係の亀裂を修復する

回復力のある関係と、脆弱な関係とを分けるのは、お互いを傷つけないような存在であることではなく、その後の修復の質がどれだけ高いか、である。親密な関係における信頼修復に関する研究は一貫して、信頼は完璧な振る舞いや巧みな謝罪によって回復するのではないことを示している。信頼は、継続的な説明責任と感情的な応答性が組み合わさることで再構築される。

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例えば、あるシステマティックレビューによれば、裏切り後の修復プロセスにおいて、信頼を回復するための重要な要素となるのは、後悔、透明性、そして継続的な関与だとされている。一方、撤退、防衛、矮小化は、ほぼ確実に回復を停滞させる。つまり重要なのは、完璧にやることではなく、何かがうまくいかなかった後も関与し続けることなのだ。

ここで多くの関係がつまずく。ある人は、自分の行動が人間関係に与えた影響を突きつけられることで、それを強烈に恥じることになる。別の人にとっては、説明責任がアイデンティティへの脅威と感じられ、防衛反応、正当化、反撃を誘発する。

信頼は、自分が人間関係に与えた影響を認め、何が起きたのか、なぜ起きたのかを率直に話し合い、時間をかけて関与し続けることで回復する。その過程には、会話だけでなく、体験の共有も含まれることが多い。これには感情の調整、自己への思いやり、そして自我よりも関係性を重視する意図的な姿勢が必要だ。具体的には、次のようなスキルである。

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・意図を過剰に説明せず、影響を認めること
・不快感が生じても、感情的にその場に留まること
・自己への罰や自己防衛への衝動に屈しないこと
・言葉だけでなく、行動を通じて、変化が可能であることを示すこと

説明する責任とは、非難を意味するものではない。それは関係性に対する責任を示す概念である。人間関係において感情的な同調がより重視されるようになるにつれ、それを効果的に修復できなければ、その分断の度合いが拡大しかねない。羞恥や防衛に陥らず、修復の脆弱性に耐えられるパートナーは、脆さではなく回復力を感じさせる関係を築くことができる。

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翻訳=江津拓哉

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