2026年春、新アトラクションの導入で次のステージへ
ジャングリア沖縄は2026年春、森の中を飛ぶように進むライド型の新大型アトラクションを導入予定だ。身長などの制限も他体験に比べて少なく、子どもから大人まで一度に多くの人が楽しめる設計になっている。
「沖縄の旅の価値をさらに感じられる爽快な絶叫アトラクションという側面もありますが、人流分散も大きな目的です。開園時はダイナソーサファリに集中したため、新アトラクションはそこから離れた場所に配置することで、自然な分散を図るなどを予定。また、今後も様々な投資とともに3年に1度程度の大型投資を予定しています。都会のテーマパークは週末の来場理由を作るために高頻度でイベントを打つのに対し、ジャングリア沖縄は"旅先で叶えたい価値"を3年のサイクルで更新していきます」。
加藤は、さらに現在の開業エリアに隣接する60ヘクタールの空き地の開発計画も進めている。ホテルやショッピング施設などの建設を選択肢として検討しており、ジャングリア沖縄のブランド価値、体験価値を上げることで、収益をさらなる体験と認知に投資するという循環構造を目標に掲げる。最終的には、地元が儲かる持続可能な事業にすることを目指すという。
「2年目には軌道に乗せる」
最後に、「ジャングリアが運営が軌道に乗るのはいつ?」と聞いた。最も気掛かりで不安な問いだ。
「2年目を目指します。1年目は四季を通じて何が起こるかをしっかり学ばなければいけません。予測できないことも出てくると思います。ただデータは蓄積されますので、それを基に2年目にさらなる改善点を実践し、軌道に乗せます」。
現在も、冬季の運営を通じて、データの収集に基づいた実践を日々繰り返している。風の強さや気温の変化、客層の変動など、すべてが来年度の予測精度を高めるための貴重なデータとなる。
開業時の混乱を「想定内」として受け止め、データを武器に高速で改善し、地域と共に成長する。メガバンク不在で実現した約700億円の資金調達は、「地元が儲かる仕組み」への投資家の期待だった。そして開業前から積み重ねてきた地域との対話が、逆境の中での最大の支えとなった。
加藤が「勝負の年」と言う、2026年の動きに注目したい。


