新たな報告によれば、次のフラッグシップiPhoneであるiPhone 18は、これまで考えられていたよりはるかに早い2026年春に発売されるという。果たしてこれは正しいのか。もしそうなら、iPhone 18は数週間後に控えている可能性が高い。
従来、アップルはiPhoneを9月に発売してきた。2011年以降はその慣例が続いており、例外は2回だけだ。2011年10月のiPhone 4sと、2020年10月のiPhone 12で、後者は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響によるものだった。
「ただし来年は、iPhone 18が春に発売され、iPhone 17eと同時投入になる見込みで、iPhone 18 Proモデルは従来どおり9月のスケジュールに沿う」と、9to5Macが報じている。
この報告が興味深いのは、ここ数カ月の複数のうわさ――通常モデルのiPhone(次はiPhone 18になる)が、ProおよびPro Maxとは別の発売スケジュールになる――と整合する点である。あるいは、2026年と予測されている折りたたみ型iPhone、もしくは2027年春に登場すると考えられている次のiPhone Airとも関係するのかもしれない。
しかし、これまでの報告では、通常モデルのiPhoneは6カ月遅れるとされており、6カ月前倒しになるという話ではなかった。言い換えれば、iPhone 18は2027年春まで持ち越され、おそらく廉価モデルのiPhone 18eと同時に発売される、というのが当初の見立てだったのだ。
今回の新情報は、Weiboの「Fixed Focus Digital」というアカウントの報告に由来する。同投稿は(機械翻訳では)こう述べている。「元日の後、iPhone 18シリーズは順次、量産ラインでテストされ、早ければ春節(中国の旧正月連休)前に生産に入る」。
春節は2月に当たるため、発売日はその直後、例えば3月のどこかになるのではないかと推測したくなる。
iPhone 16eは2025年2月末のぎりぎりで発売された。iPhone 17eも同じ時期、あるいは2026年の2月末から3月上旬にかけて登場する可能性があると、筆者は考えている。
筆者が予想していなかったのは、iPhone 18もその時期に発売されるということだ。
iPhone 18が早く出るのは歓迎だが、多くの疑問も生じる。まず、アップルは次世代モデル――おそらく次のプロセッサを搭載する――を、依然として2026年秋に発売される見込みのiPhone 18 Proに先立ち、6カ月も前に投入するのだろうか。
また、iPhone 18が登場すればiPhone 17は値下げされると予想されるが、それが2026年春という「数週間後」に起きるのだろうか。
さらに、新世代iPhoneの登場には特別な高揚感がある。アップルは、iPhone 17の発売からわずか6カ月後にiPhone 18を出すことで、その高揚感を無駄にすることを望むのだろうか。
筆者はこの報告の誠実さを疑ってはいないが、実際に見つかったのはiPhone 17eで、それが間もなく出るという話なのではないかとも思う。もしそうなら、iPhone 18はその翌春、つまり2027年に発売されることになる。その場合、iPhone 18は、2026年秋に発売されるiPhone 18 Pro、Pro Max、そして(おそらく)iPhone Foldの後に続く形になる。
そのほうが筆者には筋が通っているように思える。つまり、iPhone 18は2027年春にiPhone 18eと並んで発売され、iPhone 18 Pro向けに発表されたプロセッサの別バージョンを搭載する、というシナリオである。
詳細が判明次第、続報を伝える。



