M-1常連外人芸人が日米のお笑いを徹底比較、アメリカには「ボケ」がない?

YouTubeの人気チャンネル「MrFuji from Japan」の「アメリカ人が日本のお笑いを愛している理由が意外すぎたw 【 徹底比較 】」https://www.youtube.com/watch?v=d0hDtsiiP6s から

アメリカでは緩くなっている!? テレビのコンプライアンス

Mr.FUJI:ニックが日本のお笑いで一番いいなと思うところは?

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ニック:一番面白いって思うのは、「わらふぢなるお」っていうコンビです。元々僕の事務所だったんですけど、何度もキングオブコントに出てます。

(みんなで「わらふぢなるお」のコントを観る)

ニック:日本のお笑いの狂ってるところが好きなんですよ。馬鹿馬鹿しい感じ。

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でも残念ながら、段々コンプライアンスが厳しくなって、テレビがつまらなくなってきたと思います。90年代〜2000年代のクレイジーな時代は本当に面白かったですね。

Mr.FUJI:アメリカは今も、コンプライアンス的にあまり変わってない?

ニック:むしろ緩くなってきました。

ユナ・Mr.FUJI:逆に!?

やないも:アメリカのテレビは結構厳しかったよね? 「ピー音」とか多くて。

ニック:そう、今は緩いです。あと、日本には事務所があるけど、アメリカは事務所ではなく、自分でやる感じ。エージェントはいるけど、事務所に所属してずっと活動するわけじゃない。だからもっと自由です。

Mr.FUJI:アメリカはグレーなことを上手く言ったら面白い、みたいな風潮がありますよね。

日本は安全な場所の方が安心して共感できる。例えばコメディアンのクリス・ロックさんが、ウィル・スミスさんの奥さんについてジョークを言おうとしたのに、結果悪口になってしまってウィル・スミスさんに殴られてしまった(2022年の第94回アカデミー賞授賞式の壇上で、俳優ウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックに平手打ちをした事件のこと。ロックはウィル・スミスの妻で、脱毛症であることを公表しているジェイダ・ピンケット・スミスの髪形についてジョークを言った)ケースも。

ニック:ちょっと待って、日本人からすると「悪口」になってるけど、アメリカ人はほぼほぼみんな「ウィル・スミスがおかしい」ってなってる。

Mr.FUJI:そうなんだよね! そこが、なぜかっていうと日本人にとってのお笑いが「安心してできるもの」で誰も傷つけてはいけない。でも、アメリカ人のお笑いはグレーなところを如何に上手に言うかが正義な感じがするなって思う。

バイロン:ボーダーがあったとして、完全に超えて行き過ぎてしまったらダメなんだよね。でもそこをちょっとだけ超えるっていうのが面白いんだよね。

ニック:そう、アメリカでは人を怒らせることもOK。

ユナ:タブーじゃないんですよね。

ニック:あと、アメリカ人は「気まずさ」が大好き! 日本人はそれが全然ない。

アナ:観客をネタにするタイプのコメディアンの中で見たことあるのが、仮に観客の中に大柄の人がいたら、コメディアンが「大き過ぎるでしょあなた!」みたいにジョークを言って、その後「皆さん、僕が明日生きていなかったら……。どういうことかわかりますよね?このショーが終わったら誰か舞台裏まで一緒についてきてくれませんか?」って言う、みたいな。

やないも:その観客に「殺されるかもしれない」から?

アナ:そうそう!

ニック:日本のドッキリ番組も今は芸人にしかドッキリさせないけど、昔は、すごいやばいドッキリをしていたよね。アメリカでは一般人にドッキリをするとか侮辱コメディとか、今もするからね!

バイソン:本当に無慈悲なんだよね!

アナ:アメリカにも、「ウォーク・コメディ(社会問題やLGBTQに配慮したコメディ)」があるけど、みんなが面白くないって馬鹿にしますね。

ニック:そう、全然面白くない!

有名人の概念も違う。日本だと有名人は、子供達が憧れるからちゃんとしないといけないって考え方。でもアメリカは全く気にしない。例えば有名なライフコーディネーターで実業家のマーサ・スチュアート。株の犯罪で5カ月刑務所に入った後、ラッパーのスヌープドッグとコンビ組んで「私の方があなたより刑務所入ってるよ」ってジョークにしてます。

みんな:(爆笑)

ニック:日本だったらもう絶対にテレビにでれないけど、アメリカでは「有名人だけど真似しないで」っていう考え方がある!





>参考記事:M-1三回戦進出の外人ニックに聞いた「アメリカ人が日本のお笑いにバカ受けする理由」

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