「ボケ」がないアメリカ、「自虐ネタ」が多い日本
ニック:じゃあ4番目の違いにいきますね。これも今までの話と関係あります。
よく「アメリカにはツッコミがない」って言われるけど、僕からすると逆。スタンダップコメディは「ボケがない」んです。全部ツッコミ!
Mr.FUJI:誰が誰にツッコむの?
ニック:コメディアンが社会やお客さん、政治家、人種とかにツッコむ感じですね。
やないも:「こういう人よくいるよね」ってタイプのツッコミな気がする。
ニック:日本はみんなある程度価値観が似てるけど、アメリカはいろんな人種や考え方があるからツッコミで使う「普通のこと」が難しい!
ユナ:日本には「みんな大体こうだよね」っていうマジョリティの考え方があるけど、アメリカはそれがないよね。

例えばパックンさんで言うと、スタンフォードとかの悪口をよく言ってる気がする。学校の高学歴にツッコむみたいな。黒人のコメディアンだと、黒人に対してめっちゃ言ったりとか、逆に白人に言ったりとか。
ニック:セルフディプリケーティング・ユーモア(自虐ネタ)はどこにでもあるよね。日本は特に多い気がする。
ユナ:日本だと大体個人単位だよね、社会にはあんまりいかずに、範囲が小さいとこでやる感じ。
ニック:そうだね、日本では大体自分を対象にする。
ヒロシさんの「ヒロシです」とか最強の自虐ネタだと思います。
Mr.FUJI:逆にアメリカでは、他人を攻撃して喧嘩にならないの?
ニック:なるなる! だから、ハイリスクハイリターン。
バイロン:そう、大博打だよね!
ユナ:そういう意味でも日本の方が安全?
ニック:そう、アメリカは炎上が多いから。
やないも:「全員に合わせようとすると面白くなくなる」って言うもんね。
ユナ:国民性がすごく出ているような気がするよね。
バイロン:アメリカでは、誰かをムカつかせたら「よし、効いた!」ってなる。コメディアンにとって、むしろ勲章だよね。
やないも:「効いたな! 俺が正しい指摘をしたから!」みたいなね。


