予測3:規制の不確実性は先行者に有利に働く
2026年までに、暗号資産への規制は、その曖昧さではなく、「不整合さ」によって特徴づけられるようになる。一部の分野では、起業家や資本を引き寄せる明確で実用的な枠組みを提供する一方、その他の分野では対応が遅れたり、過剰な規制によってイノベーションを他所へ追いやったりする。このような規制のパッチワーク化は、米国だけでなく世界全体で進行する見通しだ。
創業者や投資家は長年にわたり、暗号資産規制に関する透明性の向上を求めてきた。特に米国では、そうした要望が受け入れられつつあるように見える。米証券取引委員会(SEC)や他の規制当局における暗号資産に前向きな方針転換、GENIUS法の成立、そしてワイオミング州が州政府主導のステーブルトークン発行に向けて最終段階に入っている事実は、規制面での指針と明確性をもたらしている。
それでもなお、世界全体で見た場合の規制環境は依然として断片的であり、暗号資産取引に対する課税の扱いの違いを考慮するまでもなく、統一感を欠いている。曖昧さが不整合さへと置き換わる中で、機動力があり、迅速に動ける企業が最も大きな恩恵を受けることになる。
予測4:ビットコインのボラティリティは続く
将来の一定期間にわたってビットコイン価格を予測することは、アナリストや投資家にとって常に困難な作業である。それでも、年次予測において価格見通しが語られるのは避けられない。ビットコインや他の暗号資産に対する政策的な支援が続いていること、機関投資家による暗号資産関連の商品やサービスが拡大していること、さらにバンガードのような企業が2025年年末にビットコイン関連商品の購入を承認する動きを見せたことなどを踏まえると、2026年に向けた勢いは前向きだといえる。
もっとも、ビットコインの高いボラティリティを考慮すれば、こうした好材料があっても、安値は8万ドル、高値は15万ドルから17万5000ドルの範囲に収まると見るのが妥当だろう。


