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2026.01.08 11:00

成功の裏側にある「運命的な出会い」〜社会の基盤を変える起業家2人が明かした、急成長の軌跡

東急不動産グループのライフ&ワークデザインとForbes JAPANの共催イベント「トークセッション&ミートアップ『社会の基盤を変える起業家たちのリアル』」が2025年11月20日に開催された。

登壇したのは、LegalOn Technologies代表取締役・執行役・CEO/弁護士の角田望とカケハシ代表取締役CEOの中川貴史。両者は、自身の起業ストーリーや出会いの重要性について語り、会場では参加した起業家や投資家たちが交流を深めた。その模様をお伝えする。


東急不動産グループのライフ&ワークデザインが運営する会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」は、単なるワークスペースではない。利用者同士の出会いと成長を後押しする、“パートナー”のような存在であり、日々さまざまな分野のプロフェッショナルが交わる場となっている。

そうした出会いをさらに加速させるべく、2025年11月20日、ビジネスエアポート日本橋にて交流イベントが開催された。同社とForbes JAPANが共催した「トークセッション&ミートアップ『社会の基盤を変える起業家たちのリアル』」である。当日は多くの起業家や投資家が集まり、会場は熱気に満ちていた。

トークセッション&ミートアップ「社会の基盤を変える起業家たちのリアル」の会場風景
トークセッション&ミートアップ「社会の基盤を変える起業家たちのリアル」の会場風景

「日本の起業家ランキング 2025」受賞者は創業期の壁をどう乗り越えたのか

トークセッションには、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング 2025」で2位に輝いたLegalOn Technologies代表取締役 執行役員・CEO/弁護士の角田望と、6位に輝いたカケハシ代表取締役CEOの中川貴史が登壇。創業時の苦労や出会いの重要性について語った。

LegalOn Technologiesは、弁護士として大手法律事務所で勤務していた角田が17年に創業し、あらゆる法務業務を最先端のAIで支援するプラットフォーム「LegalOn: World Leading Legal AI」を提供。国内のみに止まらず、グローバルで有償導入社数7,500社とユーザーを拡大させている。

カケハシは、マッキンゼー・アンド・カンパニーで製造・ハイテク産業の支援に携わっていた中川が16年に創業し、患者さんの医療体験向上を目的に、調剤薬局のDX推進を支援するサービスを提供している。2017年に主軸となるクラウド型電子薬歴・服薬指導システム「Musubi」をローンチして以降、6つの製品を展開し、薬局市場全体の14,000店舗(20%超)で採用されている。

大手企業で働き、安定したキャリアを歩んでいたふたりが、なぜ起業したのか。なぜ起業という未知の道を選んだのか。角田は、その原点に「法務の非効率をなんとかしたい」という切実な想いがあったと明かす。

「夜中の3時まで契約書のチェックに必死で取り組んでも、先輩にレビューしてもらうと修正箇所が真っ赤になって返ってくる。自分はこの仕事に向いていないのではないか、と落ち込んでいた頃に、ちょうど囲碁AI『AlphaGo』が話題になりました。あれほど複雑な囲碁の世界でコンピューターが世界一の棋士に勝った。その一方で私は、手作業でチェックした契約書を毎日先輩にコテンパにされている。この生産性の低い状況をAIで変えたい――そう強く思うようになりました」

角田 望 LegalOn Technologies代表取締役 執行役員・CEO/弁護士
角田 望 LegalOn Technologies代表取締役 執行役員・CEO/弁護士

一方、学生時代に起業を経験していた中川は、いつか再び起業の道に戻りたいと考えていた。ただ、何をするかは決めていなかったが、「世の中で最も重い社会課題に真正面から挑むべきだ」という思いがあった。そして、その答えとして行き着いたのが医薬の領域だった。

「日本では労働人口が減り、高齢者が増え続けています。財政支出の約3割は年金・介護・医療に充てられ、最大の支出項目です。超高齢社会において社会保障をどう持続させるか。それは、間違いなく最も重い社会課題のひとつであり、誰かが向き合い、解決していかなければならない。そんな青臭い思いを胸に創業したのが、カケハシという会社です」

中川貴史 カケハシ代表取締役CEO
中川貴史 カケハシ代表取締役CEO

急成長を遂げる両社だが、最初から順風満帆だったわけではない。モデレーターを務めたForbes JAPAN編集長の藤吉雅春から創業期の成功体験や取り組みについて聞かれると、角田は、創業初期に対応した取材によって、進むべき道が明確になったと答えた。

藤吉雅春 Forbes JAPAN編集長
藤吉雅春 Forbes JAPAN編集長

「当時はプロダクトがまだなく、ファイル管理システムの開発を進めていたのですが、将来的にはAIを使って契約書をレビューできるようにしたいという展望を取材で話しました。ところがなんと、記事には『AIで契約書がレビューできるようになった』とすでにあるものとして書かれてしまったんです。困惑しましたが、契約書がAIでレビューできることへの反響は非常に大きく、逆にファイル管理にはまったく反響がありませんでした。それによって世の中が求めているサービスがわかり、ピボットすることにしたのです」

一方で医療業界への知見がなかった中川は、最初は現場を知るために、徹底的に薬局を訪ね回った。それによって、サービスが固まっていったという。

「働いている方から将来の夢や考えていることを聞き、業務の流れや悩んでいること、人生観などを自分の中にインストールして、そこからモノづくりをスタートさせました。 モック(模擬システム)のようなものをつくっては、『こんなプロダクトを考えているのですが、どう思いますか』と聞いて回って、壁打ちをする。そうして事業アイデアをブラッシュアップし続けることで、『こういうものができれば絶対に売れる』という強い確信をもったプロダクト像をつくることができたのです」

偶然の出会いからビジネスは多方面に展開していく

その後も事業を進めていくうえでさまざまな課題があったが、それを乗り越えていくうえで欠かせないのは、「仲間」の存在だった。ふたりは今回のイベントが初対面ではなく、起業前から知り合いだったという。まさにこの日のような起業家が集まるイベントで出会ったと、中川は振り返る。

「その場にスーツを着たかっこいい人がいて、話をするようになりました。それが角田さんで、当時は法律事務所で弁護士をされていました。それから10年来の友人です」

ふたりは創業期から互いを支え合い、事業をスケールさせてきた。その象徴的なエピソードとして語られたのが、LegalOn Technologiesの“2人目の社員”だ。実はその人物は、中川が角田に紹介した後輩だった。

優秀な人材を求めていた角田が「マッキンゼーに適任者はいないか」と中川に相談すると、中川はすぐに後輩たちに声をかけたという。

「何人かつないだところ、そのうちの一人から『角田さんに会った翌日に会社を辞め、LegalOn Technologiesに入社しました』と連絡が来たんです」

角田は、そのほかにも多くの場面で中川に助けられてきた。

「最初の資金調達では投資家を紹介していただきましたし、事業計画も中川さんのフォーマットを参考につくり、アドバイスもいただきました」

一方、中川も角田の専門性に支えられた一人だ。

「医療システムは個人情報の扱いが特に難しく、規約づくりも複雑です。法改正が次々に起こる中で、どう対応していくかを論点整理し、規約に落とし込むところまで手伝ってもらいました。本来なら四大法律事務所に依頼すれば数百万円かかるような内容を、無償でサポートしてくれた。本当にありがたかったです」

こうした“幸運な連携”は確かにふたりの事業を加速させた。しかし角田は、それは単なる運ではないと言う。

「積極的に人とコミュニケーションをとり、相談し、助け合うこと。その行動が、結果として大きなチャンスを連れてくるのだと思っています」

中川も同調したうえで、一つひとつの出会いの重要性を説いた。

「どの出会いが何に発展するかはわからないので、一つひとつの出会いが大切です。例えばシェアオフィスであれば、まさに横に起業家がいるので、そういった環境で情報交換しながらお互いにステージアップしていくことができると、より有意義な場になると思います」

ビジネスエアポートには、こうした出会いの場がある。ライフ&ワークデザインマーケティング本部本部長の置鮎佳典が言う。

「ビジネスエアポートでは、入居者に気づきを提供するために、定期的に面談を実施しています。また、今回のようなイベントや交流会を開催して、普段なかなか会えないような方々と出会うきっかけをご用意しています。ここでの偶然の出会いから、ビジネスが多方面に展開していく--。そんなシェアオフィスでありたいです」

置鮎佳典 ライフ&ワークデザインマーケティング本部本部長
置鮎佳典 ライフ&ワークデザインマーケティング本部本部長

トークセッション後には、登壇者も参加したネットワーキングイベント(ミートアップ)を実施。起業家や投資家らが描く未来やビジョンについて熱く語り合い、交流を深めた。このイベントをきっかけに、また新たな共創が生まれるかもしれない。

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つのだ・のぞむ◎LegalOn Technologies代表取締役 執行役員・CEO/弁護士。京都大学法学部卒業後の2010年、旧司法試験合格、12年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。森・濱田松本法律事務所を経て17年、同僚の小笠原匡隆と共に独立し、LegalOn Technologiesと法律事務所ZeLo・外国法共同事業を創業。ZeLo副代表弁護士も兼任。

なかがわ・たかし◎カケハシ代表取締役CEO。東京大学法学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2016年にカケハシを代表取締役社長の中尾豊と共同創業。薬局・薬剤師とともに患者の行動を変容しうるプラットフォームを構築し、日本の医療課題における構造的な解決に取り組む。

Promoted by ライフ&ワークデザイン / text by Fumihiko Ohashi / photographs by Emi Enosawa / edited by Akio Takashiro