暗黙のルールを守ろう
クルーズ会社は、衛生に関する推奨事項をそれぞれ独自に公表している。しかし、乗客全員がビュッフェをより快適に楽しめるよう、守らなくてはならない暗黙のルールがたくさんある。ただし、複雑なルールというわけではない。
ビュッフェでは、常に新しい皿を使用しよう。お代わりするときに、同じ皿を使い回してはいけない(一度使った皿には唾液が付着しており、盛り付け用トングの先が皿に触れてしまうなどの可能性があるため)。入店前には手を丁寧に洗い、消毒薬があるときは必ず使用しよう。
ビュッフェ内では、料理が並んでいるビュッフェボードへの近道があるとわかっても、定められた一方通行の動線に必ず従わなくてはならない。人と人がぶつかったり、溜まったりしないよう配慮した上でレイアウトされているからだ。
テーブルは食事をする人のためであり、カードゲームやパズルに興じる人のためではない。混雑時には、テーブルの空きを待っている人がいる。長居したければ、隅の静かなテーブルを選ぶか、客が引けたタイミングを見計らって戻ってくればいい。
何よりも重要なルールはおそらく、最も基本的なルールでもある。つまり並んでいる料理に、手で触れてはいけないことだ。
取り分けるためにトングやスプーンが用意されているのには、きちんとした理由がある。アレルギーのある人などを考慮し、トングやスプーンは使ったら所定の位置に戻そう。ビュッフェは毎日、大勢が利用する場であり、衛生的に保つことは利用者全員の責任だ。
ビュッフェ以外でも食事はできる
クルーズ船では、ビュッフェで食事をすることが習慣になりがちだ。便利なので、つい何度も足を運んでしまう乗客が多い。しかし、クルーズ船内で食事ができるところをあれこれ見て回った方がいい。朝食や昼食の時間帯は特に、メインダイニングの方がビュッフェほど騒々しくない。
昨今のクルーズ船にはたいてい、ピザカウンターやプールサイドグリルなど、手軽に食事ができるちょっとしたスペースがあって、終日営業している。ビュッフェほど混雑せず、席にも余裕があることが多い。ただし、料理のクオリティはまちまちだ。
一方、有料レストランでは、レベルの高い料理とサービスを楽しめる。追加料金を払う必要はあるが、長い寄港中やランチタイムに割安料金も設定されているので、確認してみよう。


