わからないことは、聞けば教えてくださる方がいることは知っています。けれども、極力聞かないようにして自分で調べました。それは、自分を信頼してもらうためです。
いまの時代はネットで調べれば、大抵のことがわかるので、自分で準備して会議に臨むのは仕事上のマナーと考え、企業秘密のようなどうしてもわからないことだけ尋ねるようにしました。
自信がないほうが、人から求められることを素直に喜べて謙虚になれる気がします。「期待に応えられるように頑張ろう」と力も湧きやすいでしょう。だから私は、 「自信はなくていい、自信がないほうが怠慢にならずに頑張り抜ける」と考えています。
自信がないからジタバタして、できることはなんでもしようとする。自信がないから、他者の意見によく耳を傾ける。思い返すと、自分がしてきたことも、この2つでした。
魅力的なチャンスは、自分が望むタイミングでくるとは限りません。能力、キャリアなどに自信がなくても、チャンスがあったら飛び込んでみるのもひとつです。
ストイックの使い所
働くうえで、仕事量やスケジュールの調整をして、自分のキャパを超えないように調整することがあります。ただ、セーブの度合いには要注意です。できる範囲のことだけをしていれば、不安やストレスを抱えずにすみ、心理的な安全領域=コンフォートゾーンに居続けることができます。だから、今のままでいいんだ、と自分に言い聞かせたくもなるものです。
体調や家庭の事情でそうせざるを得ないときもありますが、制限がないときは、自分に壁を作らずにチャレンジしてみるほうがいいはずです。
キャパは自分で広げていくものです。ときに、キャパオーバー覚悟で挑まなければならないこともあります。うまくいかなかったらどうしよう、と思うかもしれませんが、仕事も人生も、いつまでも道は続いていきます。その道中で、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあって当然です。
うまくいかなくても、私は「これはただのプロセスだ」と思うようにしています。「失敗」と言って、ネガティブなイメージを植え付ける必要はありません。私の中では「失敗」は禁句ワードで、意識的に言わないようにしています。
改善を重ねてもずっとうまくいかなかったら、その段階でやめればいいのです。途中で撤退することをOKだと思うことも大切です。
注:記事中リンクから商品の購入などを行なうと、編集部に収益が入ることがあります。また事業者は、商品の選定や記事内容には一切関与していません。



