悪い習慣3:ずるずる仕事をする
在宅勤務で難しいことの1つは仕事から完全に離れられないことだ。確かに、オフィスであれ自宅であれ、私たちは四六時中働いている(少なくともそう感じる)。夜間の国際電話や就寝前のスマホチェックなど、仕事を離れることがないようだ。だがオフィス勤務と在宅勤務には違いがある。オフィス勤務では通勤が自然な区切りとなる。だが在宅勤務ではその区切り、つまり仕事が終わる瞬間がなくなってしまう。そのため仕事から離れられないように感じる。たとえオフィスがソファから数歩の距離であっても、業務を終了させる実践的な方法がある。Calendar.comのディアナ・リッチーが勧める方法は以下の通りだ。
・専用の作業スペースを作る
自宅に専用の作業スペースを確保し、脳に「ここが集中する場所」と認識させる。個室である必要はない。机と椅子が置ける部屋の片隅で十分だ。
・明確な始業時間/終業時間を設定する
リマインダーやアラーム、デジタルカレンダーで区切りを明確にする。やがて身体と脳がこのリズムに順応し、1日の終わりに完全に切り替えられるようになる。
・業務終了の儀式を行う
業務終了時の習慣はスイッチをオフにするような働きをする。例えば数分かけて明日のToDoリストを作成する、パソコンの電源を落とす、作業スペースを片付けるなど。
1日の終わりをポジティブな区切りで締めくくる方法もある。「Feel-Good Trifecta」(編注:「1日を締めくくる三種の神器」的な表現)は承認・感謝・達成で1日を終えるシンプルな手法だ。業務終了時(終業の時刻を決めておくこと)、以下の3つの質問の回答を記録する。
・何を成し遂げたか
・何を学んだか
・何に感謝しているか
この習慣には2つの役割がある。第1に、業務が終わったことを示す。第2に、日々の区別がつなかくなることがある中で、進捗を認識する助けとなる。
新しい習慣でパーソナルブランドの向上を
在宅勤務には多くの利点がある。同時に、最高の能力を発揮し、パーソナルブランドを強化する機会を阻むこともある。上に挙げた3つの非生産的な習慣を今すぐ断ち切り、2026年をより有意義で喜びに満ちた素晴らしい年にする準備をしよう。そしてこれらの習慣を断ち切った後は、在宅勤務をしている同僚にもその方法を教えよう。教えることはパーソナルブランディングの2026年のトレンドの1つであり、人間関係を構築する強力な手段だ。


