悪い習慣2:身だしなみを整えない
シミのついたスウェットパンツや裸足で職場に出勤したりはしないだろう。だが在宅勤務なら1日中その格好でいることに何の抵抗もない。結局のところ、Zoomでは腰から下は見えない。問題は、あまりにも気楽な考え方がそのまま身だしなみに直結してしまうことだ。
プロフェッショナルらしい服装は、脳に「仕事モード」であることを伝える。求人検索エンジンのIndeed(インディード)によると、これは集中力を高めるのに役立つ。スーツを着たりパンプスを履いたりする必要はないが、仕事モードに入るための何らかの取り組みはパフォーマンスに影響を与える。求人サイトFlexJobs(フレックスジョブズ)の研究では、自信を強め、パーソナルブランドを向上させるのにも役立つことが示されている。
人は気づくものだ。Zoom会議中に「この人、今起きたばかりだな」「あの人は昨夜よく眠れなかったみたいな顔をしている」と思ったことがあるはずだ。オンライン学習プラットフォームDigital Defynd(デジタル・ディファインド)のチームのアドバイスは以下の通りだ。
・服装の快適ゾーンを定義する
快適ゾーンを設定することで、物理的な基準だけでなく心理的な基準も確立できる。これにより脳が仕事モードと週末モードを区別できるようになる。
・質の高いベーシックアイテムに投資する
機能性とスタイリッシュさを兼ね備えたワードローブの基盤となる。クラシックな白のボタンダウンシャツや暗めの色のジーンズ、シンプルデザインの黒一色のドレスなどは汎用性が高く、フォーマルにもカジュアルにも使える。これらのベーシックアイテムは画面越しでもプロフェッショナルなイメージを保つのに役立つ。
・きちんとした靴を履く
きちんとしている快適な靴の選択は、スタンディングデスクを使用する場合や日中頻繁に移動する場合は特に大きな違いを生む。適切な靴は心理的にも準備が整っている感覚とプロ意識を醸成する。
・定期的に身だしなみを整える
髪・爪の手入れやスキンケアといった身だしなみの習慣は不可欠だ。身だしなみは自己認識と他の人が抱く印象に影響する。
・その日の予定に合わせた服装にする
会議が多い日はフォーマルな服装が適している一方で、予定が少ない日はカジュアルな服装でも構わない。その日のタスクに気持ち的に備えられるよう、服装を調整しよう。
・個性を取り込む
独自のスタイルを表現するアイテムで仕事着に個性を加えれば仕事の満足度が高まり、ビデオ通話での存在感も増す。これはあらゆる会議でパーソナルブランドをより目立たせる簡単な方法だ。


