デンマークのフェリー運航会社DFDSは、今年の冬、欧州で最も人気のある季節限定のスケートリンクに関する最新の調査結果を発表した。同社は12～2月に運営している欧州の75カ所以上の季節限定スケートリンクについて、グーグルの検索件数を基に人気を格付けした。この調査は、歴史的に有名な都市のスケートリンクからあまり知られていない穴場のほか、今年急速に注目を集め始めた新進気鋭のスポットにも焦点を当てている。
グランパレ・ド・グラス（フランス、パリ）
今年最も人気を集めている欧州の季節限定スケートリンクは、フランスの首都パリにあるグランパレ・ド・グラスだ。調査によると、検索数は前年比で83％増と驚異的な伸びを示している。グランパレ内に設置されたスケートリンクの営業期間は12月13日～1月7日までと比較的短いが、深夜2時まで営業しているため、ライトアップされたドームの下で夜間のスケートを楽しむことができる。
ウィーン・アイスワールド（オーストリア、ウィーン）
2番目に人気を集めている季節限定スケートリンクは、オーストリアの首都ウィーン市庁舎前の広大な広場を季節限定のスケートリンクに変えるウィーン・アイスワールドだ。総面積1万平方メートルの広さを誇り、冬季の大半にわたる1月22日～3月8日まで営業している。
ホイマルクト・アイスリンク（ドイツ、ケルン）
ドイツ西部ケルンの歴史ある旧市街に設置されるホイマルクトのアイスリンクは、11月24日～1月4日まで営業している。同リンクの検索数は前年比16％伸びており、木造の屋台で職人による工芸品やグリューワインなどが販売されている。
マタデロ・マドリード・アイスリンク（スペイン、マドリード）
マタデロ・マドリード・アイスリンクは、スペインの首都マドリードにあるかつての工業地帯に設けられた屋外スケートリンクだ。その空間は完全に祝祭的な芸術空間へと変貌し、スケートリンクを囲むようにパフォーマンスや展示が繰り広げられる。同リンクは検索数が前年比で8％増加している。
旧市街アイスリンク（エストニア、タリン）
エストニアの首都タリンに設けられる旧市街アイスリンクは、今年最も急速に人気を集めているスケートリンクの1つだ。タリンの旧市街にひっそりとたたずむこの見事なスケートリンクは、11月下旬～3月上旬まで営業している。伝統的な木造の屋台や季節感あふれる装飾に加え、中世から残る塔の眺めが圧巻だ。
