4. 「来年は何を守る？」
素晴らしい関係には、パートナーシップを支えるガードレールがある。だがほとんどのカップルはそれを明確に言葉にしない。そしてこうした「保護要素」を特定して守ることができるカップルは、ストレスを乗り越え、外部の圧力に抵抗し、時を経ても親密さを維持する。
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共働きカップルの境界管理に関する研究がこれを示している。家族の用事が仕事に一時的に割り込む場合は特に、何が何を妨げるか明確な認識があるカップルほど高い関係満足度を示す。関係を強化するのは中断そのものではなく、それに対する共通の合意だ。
この意味で「来年は何を守る？」という会話は、どんなに忙しくても、あるいはどんなに追い詰められても、パートナーシップにおいて何が尊く、何を犠牲にできないかをはっきりさせるよう促す。
あるカップルにとっては、日曜の朝をゆっくり過ごすといった日常的な習慣かもしれない。別のカップルにとっては、就寝直前に深刻な対立は控える、大きな決断の前には必ず話し合うというルールかもしれない。親族関係に境界線を引くカップルもいれば、個人のメンタルヘルスの習慣や独りの時間を尊重するカップルもいる。
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こうした2人をつなぎ止めるものを見出すための質問としては以下のようなものが考えられる。
・冷静でいるのに役立つ2人の習慣は何か？
・燃え尽きや不必要な対立から自分たちを守る境界線は何か？
・今年おろそかにしてきた関係のことに関して、どの部分をより守る必要があるか？
譲れないことを明確にすることで、共同責任が生まれる。それは、関係において何が重要かを理解し、それが容易であろうと困難であろうと尊重する意思があることを、互いに伝える手段だ。
