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2025.12.24 14:15

過信禁物、ナビアプリ。3カ月で世界一周の達人リーマンは「オフライン地図」を使う

Adobe Stock

「Googleマップのオフラインモード」を使いこなせ

そんな僕が、海外で最も頻繁に使っているオフライン地図がGoogleマップです。日常的に使っている方は多いと思いますが、日本国内で利用しているだけでは、オフライン機能を意識する機会はほとんどないかもしれません。しかし実は、このオフライン機能はここ数年で大きく進化しています。

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かつては日本も対象外でしたが、現在は日本を含む多くの国で、地図データをスマートフォンに事前ダウンロードすることが可能になりました。あらかじめ地図を保存しておけば、通信がなくても地図表示ができ、GPSによって現在地を把握することができます。

「今どこにいるのか」「どの方向に進めばいいのか」を把握するという意味では、これで十分なケースがほとんどです。

注意点として、徒歩や車での詳細なナビゲーション機能には制限があります。ただ、移動の全体像を把握したり、目的地との位置関係を確認したりする用途であれば、実用上、大きな不便を感じることはありません。僕自身、空港からホテルまでの移動や街歩きの際の「迷わないための確認用」として、オフラインのGoogleマップに何度も助けられてきました。

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ひとつだけ見落としがちなのが、地図データには有効期限があるという点です。一定期間が経過すると更新が必要になるため、出発前に必ず最新状態かを確認しておくことをおすすめします。

オフライン地図の保存方法(Googleマップの場合)

・Googleマップアプリを起動

・都市名や地域名で検索

・「経路」「保存」などのボタンを右にスクロールし、「地図をダウンロード」を選択

 ※ダウンロード可能な地域のみ表示

 ※Wi-Fi環境での事前ダウンロード推奨

都市単位での保存はもちろん、エリアを絞ってのダウンロードも可能です。出張先や旅行先に合わせて、必要な範囲だけ保存しておけば十分でしょう。

韓国・中国━━ローカルの地図アプリも

ここで知っておきたいのが、「どの国でもGoogleマップが同じように使えるわけではない」という点です。仕事や観光で日本人が多く訪れる国・地域の大半では問題ありませんが、国の政策や地図データ規制の影響で制限がある国も存在します。

代表的なのが、韓国と中国です。

韓国

韓国では政府の地図データ政策の影響で、Google側が詳細なナビゲーション機能を提供できない状態が続いています。地図表示は可能ですが、徒歩や車でのルート案内は利用できず、公共交通機関利用時のみ対応しています。

中国

中国では政府によるインターネット規制の影響で、Googleのサービス自体が原則利用できません。オフライン地図を保存していても、アプリが正常に動作しないケースが多いのが実情です。

こうした国では、Googleマップの利用に固執せず、最初からローカルの地図アプリを使うのが現実的です。

韓国→Naver Map / Kakao Map

中国→百度地図(Baidu Map)/ 高徳地図(Amap)

表示は現地語中心ですが、位置情報の精度やルート検索の精度は非常に高く、実用性は十分です。

次ページ > 実践! 出発前にやるべき「地図準備チェックリスト」

文=東松寛文

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