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2025.12.29 09:15

お年玉をあげる年齢ランキング 高校卒業までが1位で金額は4000円台が主流

gettyimages/zepp1969

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年末年始が近づくと、「お年玉を誰に、いくら、いつまであげるのか」と悩む人は少なくない。家庭ごとに考え方が分かれるテーマだからこそ、他の人がどうしているのかは気になるところだ。

紙製品・化成品メーカーのマルアイは、2026年のお正月に向けて、お年玉の実態を明らかにする調査を実施した。お年玉を「あげる」方のリアルな判断や感覚を捉えた結果は、これから迎える年末年始の参考になりそうだ。

調査概要
調査名:2026年お年玉に関する実態調査
対象条件:全国20代~60代以上の男女
調査期間:2025年11月25日~11月26日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:604名
※全国の20代以上の男女2405名に事前調査を実施、「来年2026年のお正月にお年玉をあげる」と回答した人を対象に実施

「お年玉をあげる予定」の人は4割

調査によると、来年2026年のお正月にお年玉を「あげる予定」と回答した人は全体の4割だった。年代別では「あげる側」は40代と60代以上で割合が高く、子どもや孫のいる世代が中心となっている。

お年玉をあげる予定の人に「あげる人数」を尋ねたところ、平均は3人だった。相手として多かったのは「親戚の子ども」「自分の子ども」「孫(ひ孫)」など、身近な子ども世代である。

あげる金額については、子ども・大人を問わず「1000円台から4000円台」が主流だった。孫や自分の子どもなど、関係性の近い相手に対しては、比較的高めの金額をあげる傾向も見られる。

渡し方は現金をぽち袋で

お年玉の渡し方については、「現金をぽち袋に入れて手渡す」が多数を占めた。電子マネーや振り込みは少数派にとどまり、現金でのやりとりが主流となっていた。

お年玉は「高校卒業まで」が最多

お年玉をあげる年齢の区切りとしてもっとも多かったのは「高校卒業まで」。次いで「短大・大学・専門学校生まで」「社会人になるまで」と続き、節目を基準に考える家庭が多いようだ。

今回の調査からは、お年玉が今も多くの家庭で続けられている一方、無理のない範囲で調整されている様子が見えてくる。また「ポチ袋に現金を入れて渡す」という昔ながらの風習がいまだ継承されていることは、この行為自体が「お正月の風物詩」と家族全員に刷り込まれているからだろう。確かに電子マネーで送るのは便利ではあるが、贈る側としては味気なさを感じる。

なかなか他の家庭に聞けない「お年玉事情」。いろんな選択を知ることは、自分なりのお年玉の考え方を整理する手がかりになりそうだ。

プレスリリース

文=福島はるみ

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