5.ブラッド・テネフ
直近の資産:62億ドル(約9734億円)
○主な資産源:ロビンフッド○Forbes 30 Under 30選出年:2016年○年齢:38歳
世界銀行職員の両親を持つブラッド・テネフは、スタンフォード大学時代の同級生バイジュ・バットとともに、金融取引をより身近なものにすることを目指し、2013年に手数料無料の証券取引アプリRobinhood(ロビンフッド)を立ち上げた。このアプリは、証券業界に大きな変化をもたらした一方で、ミーム株取引が過熱した局面では、規制当局を巻き込む混乱の中心にもなった。同社が2021年に上場したことで、テネフとバットはともにビリオネアとなったが、その後はいったんその地位を失った。
現在、ロビンフッドはAIを活用した投資機能やトークン化株式に注力しており、テネフの資産は過去1年で約6倍に増加した。同社は、次の展開として金融に特化したソーシャルプラットフォーム「Robinhood Social」のベータ版を、2026年に立ち上げ予定だ。
6.ジョシュア・クシュナー
直近の資産:52億ドル(約8164億円)
○主な資産源:スライブ・キャピタル○Forbes 30 Under 30選出年:2012年○年齢:40歳
兄のジャレッド・クシュナーがトランプ大統領の娘婿、父親のチャールズ・クシュナーがトランプと親しい不動産王の駐仏米国大使という名門家庭に生まれたジョシュア・クシュナーは、独自のキャリアを築いてきた。ハーバード大学でMBAを取得した彼は、2009年にベンチャーキャピタルのThrive Capital(スライブ・キャピタル)を設立した。
同社はその後、インスタグラム、スポティファイ、ストライプ、オープンAIといった企業に投資する有力ファンドへと成長した。スライブ・キャピタルの出資元には、ディズニーCEOのボブ・アイガー、KKR共同創業者のヘンリー・クラビス、そしてインドで最も裕福な人物として知られるムケシュ・アンバニが名を連ねている。クシュナーが初めてビリオネアに名を連ねたのは2022年のことだ。
7.パルマー・ラッキー
直近の資産:35億ドル(約5495億円)
○主な資産源:アンドゥリル○Forbes 30 Under 30選出年:2014年○年齢:33歳
カリフォルニア州ロングビーチ出身で、ホームスクールで学んだパルマー・ラッキーは、16歳にして初の仮想現実(VR)ヘッドセットを自作した。彼はその後、創業したOculus VR(オキュラスVR)を2014年にフェイスブックに20億ドル(約3140億円)で売却し、2年後に同社を離れた。次に立ち上げたのが、防衛テクノロジー企業のAnduril(アンドゥリル)だ。同社はウクライナ軍を支援する装備を供給し、AIを活用して軍事分野の近代化を進めている。アンドゥリルの評価額は、2025年6月時点で305億ドル(約4.8兆円)とされている。
8.ケビン・シストロム
直近の資産:23億ドル(約3611億円)
○主な資産源:インスタグラム○Forbes 30 Under 30選出年:2012年○年齢:41歳
Instagram(インスタグラム)がまだ黎明期にあった2012年、共同創業者のケビン・シストロムは、第1回目の「Forbes 30 Under 30」に選ばれた。その4か月後、彼はこのアプリを10億ドル(約1570億円)でフェイスブックに売却した。この取引でシストロムは、フェイスブック株2300万株を手にした。同社株の急騰を受け、シストロムは2016年8月にビリオネアの仲間入りを果たした。その後も2018年までインスタグラムの運営を率いた。2023年にはニュースフィードアプリのArtifact(アーティファクト)を共同創業し、翌年にヤフーへ売却した。


