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2025.12.16 10:30

世界に吹く追い風に乗れ、2026年に注目の「米国除く世界株ETF」5選

CFOTO/Future Publishing via Getty Images

シュワブ・インターナショナル・エクイティ ETF(SCHF)

SCHFは、「FTSE Developed ex-U.S. インデックス」に連動しており、カナダを含む24カ国の非米国市場における大型・中型株に投資する。地域別では、日本、韓国、オーストラリアの比重が高い。

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主な指標は以下の通り(米国記事執筆現在)。

・価格:24.22ドル
・経費率:0.03%
・年初来リターン:30.6%
・10年平均年率リターン:8.2%
・株価収益率:17.3倍
・純資産総額:540億ドル(約8.4兆円)

SCHFに投資すべき理由

0.03%という低い経費率が、SCHFの堅調なパフォーマンスを支えている。EFAと同様、小型株は含まれておらず、その点が投資方針に合致する場合に適している。EFAより大規模なポートフォリオを持ち、カナダへの投資も含め、約1500銘柄を保有している。

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SPDRポートフォリオ先進国株式(除く米国)ETF(SPDW)

SPDWは、「S&P Developed Ex-U.S. BMI インデックス」に連動する。同指数は、時価総額が4300億ドル(約66.7兆円)から1180万ドル(約18億3000万円)までの約5200銘柄で構成されているが、同ファンドはその中から2410銘柄を組み込んでいる。

主な指標は以下の通り(米国記事執筆現在)。

・価格:44.21ドル
・経費率:0.03%
・年初来リターン:30.6%
・10年平均年率リターン:8.2%
・株価収益率:16.2倍
・純資産総額:329億ドル(約5.1兆円)

SPDWに投資する理由

SPDWは、幅広い国際株式への効率的なエクスポージャーを提供する。本稿で紹介した他のファンドと比べても、最も低い経費率と、最も高い10年平均年率リターンを併せ持つ。さらに、2025年のリターンは2番目に高く、株価収益率はグループ内で最も低い。

まとめ

世界の株式に投資するETFは、経費率やリターンの面で米国株ファンドと十分に競争できる存在である。これらをポートフォリオに組み入れることで、地域的な集中を抑え、米国株式市場を支配する少数の巨大企業以外が生み出す成長の恩恵を受けることができる。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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