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2025.12.16 09:15

配偶者の実家で驚いた「年末年始ルール」 おせちや年越しそばのタイミング

プレスリリースより

プレスリリースより

年末年始の帰省シーズンが近づいてきた。子どもを連れての移動や親戚との集まりなど、楽しみと同時に「義実家への気遣い」も生じる時期。先日実施された『いこーよファミリーラボ』の調査からは、ふだん気づかない家族文化の違いが、お正月にくっきりと表れる様子が見えてきた。

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【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国
対象者:「いこーよ」会員
調査期間:2025年10月
サンプル数469

年越しそばやおせちのタイミング

調査ではまず「義実家の習慣に驚いたことはあるか」と尋ねている。

結果では、義実家の習慣に「驚きなし」と答えた人が多数派で、その理由は「出身地が近く、文化差があまりない」という声が集まった。一方で、約4人に1人は「驚いた」と回答しており、習慣の違いが夫婦がお互いの背景を知るきっかけにもなっていた。

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もっとも多かった驚きは、「食のタイミング」。おせち料理を大みそかから食べる家庭もあれば、元旦に食べるのがあたりまえという家庭もある。さらに、地域独自のメニューも登場する。ブリを食べる、豆・栗・柿を出す、すき焼きや海鮮が定番という家庭など、年末年始の食卓は実に多様だ。

なかでも印象的なのは、「年越しそばのタイミングの幅広さ」だ。年越しそばを30日に食べる家庭、31日の夕食に取り入れる家庭、0時の瞬間に食べる家庭、除夜の鐘のあとに食べる家庭など、同じ年越しそばでもタイミングは驚くほどバラバラだった。

お年玉や親戚イベントに関する驚きも寄せられている。たとえば、子どもが親にお年玉を渡す、祖父母が代表して孫全員に配る、あるいはお盆の集まりの時に渡す「おぼん玉」の習慣がある家庭もあった。

他にも親戚のノリとして、麻雀大会やビンゴ大会、ダンスやクイズなどの出し物が恒例という声もある。また、入浴時間が極端に早い(または遅い)、夕飯づくりのタイミングが異なるなど、生活リズムの差に驚くケースも聞かれた。

スマート帰省とオンラインで広がる選択肢

近年は「帰省そのもの」も変わりつつある。子育て世帯では、宿泊せず半日~1日で済ませるスマート帰省が増えている。移動費や時間を抑えつつ、実家との関係を無理なく保てる点が支持されているようだ。

さらに、LINEやビデオ通話などのオンラインツールが定着したことで、帰省以外の日も日常的に家族とつながる家庭が増えている。帰省は「会うか会わないか」の2択ではなく、タイミングや距離感を柔軟に調整できるものへと変化しているようだ。

今年の年末年始も、きっと新しい発見があるはずだ。家庭ごとのスタイルを大切にしながら、無理のない形で帰省時間を楽しみたい。


引用元:いこーよファミリーラボ調べ

プレスリリース

文=福島はるみ

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