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2025.12.19 07:15

4割が知らない100円ライター誤使用の実態

Getty Images

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100円ライターなどと呼ばれる使いきりライターで、クリスマスのキャンドルに火を点けようとしたら炎が指に触れて熱かった、なんていう経験をした人はいないだろうか。実は、使いきりライターはタバコ専用に作られたもの。ほかの用途に使うのはちょっと危ないということだ。

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喫煙具メーカーの老舗ライテックは、20〜69歳を対象に使いきりライターに関する調査を実施した(回答数415)。それによると、クリスマスキャンドル、バースデーケーキや仏壇のロウソクなどに火を点けた経験のある人は多く、それらに使いきりライターを用いた人が6割を超えることがわかった。

ロウソクへの点火時に困ることを尋ねたところ、「指がライターやマッチの火に近くて怖い」、「やけどしそうになった」という回答が多く寄せられた。これは、「短い炎の使いきりライターをキャンドル点火に使用する際に生じやすいリスク」だとライテックは指摘する。

実際、使いきりライターがタバコ専用だと知らない人が4割近い。知っていたとしても、タバコ以外の用途に使うことが危険であるとまで認識しているかどうかは、この調査では明らかになっていない。

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ロウソクに火を点ける機会が増えるこの時期、ロウソクにはロウソク用のライターを使ってほしいとライテックは話す。誕生日やクリスマスの楽しいディナーの席で事故は起こしたくない。同社は、炎が出ないUSB充電式ライター「キャンドルワンド」とキャンドルのセットをクリスマスプレゼントにしてはどうかとの提案も行っている。ライターについて、ちょっと考えを深めるのもいいだろう。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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