感情体験はポジティブ3、ネガティブ1の比率で
2002年9月11日について人々に尋ねると、当時どこにいて、誰と一緒にいて、何をしていたかを覚えているでしょう。ネガティブバイアスが放置されると、たった一度のエピソードの後でも、ポジティブな記憶よりも脅威的でネガティブな記憶を保存する可能性が高くなります。それは、すべて生存のためなのです。
しかし、その1週間後に何をしていたかを彼らが言えるかどうかはわかりません。なぜなら、最初の9/11の脅威は過ぎ去っていたからです。科学者のバーバラ・フレドリクソン博士によると、心が張り裂けるようなネガティブな感情体験1つにつき、少なくとも3つの心からのポジティブな感情体験が必要だといいます。
彼女が「3対1の比率」と呼ぶものを適用することで、生存本能と理性的な心の間に協力関係が構築されます。「ポジティブであることは、『我慢する』とか『心配しないで幸せになろう』といった格言に従うべきだということではありません」とフレドリクソンは言います。「それらは単に表面的な願望です。ポジティブさはもっと深いところにあります。それは感謝から愛、楽しさから喜び、希望から感謝、そしてそれ以上の、あらゆるポジティブな感情で構成されています」
2026年に向けポジティビティを積み重ねるための8つのヒント
ポジティビティを高めるための最良のツールの一つは、「メンタル柔道」です。狭い視野を覆し、視野を大局的に広げ、人生のあらゆる側面を見つめ、楽しむことができるようになる能力です。ネガティブ思考に陥りがちな気持ちを解消し、人生にポジティブな要素を取り入れるためのヒントをご紹介します。
1. メンタル柔道を使ってネガティブバイアスを覆す
仕事上の難題に埋もれるのではなく、解決策をブレインストーミングしましょう。自分の欠点を責めるのではなく、成功を喜びましょう。損失の中から、得られるものを見つけましょう。マイナスの状況に隠されたプラスの面を、特定しましょう。困難の中にチャンスを探しましょう。悪いニュースの裏に隠れた、良いニュースに焦点を当てましょう。
2. ネガティブバイアスが描くストーリーを書き換える
キャリアの課題を考える際には、主役ではなく語り手の役割を担いましょう。ネガティブバイアスが語る物語を変え、感情が事実を脚色するのを防ぎましょう。出版社からオーディオブックの録音を依頼されたとき、私のネガティブバイアスは「大変な作業になるだろう」と警告しました。そこで私は物語を書き換え、録音を解決すべき問題ではなく、体験すべき冒険として見るようにしました。そして、それは楽しく、やりがいのあるものになりました。
3. 空の心で人生を見る
研究によると遠い国への旅行は、自らを定義づける日常から自分を引き離し、視野を広げ、日常生活では見えてこない外部の観察者からの視点を与えてくれることが分かっています。頻繁に旅行する人はそうでない人と比べ、幸福度が7%高くなります。
また、研究によると、旅行すると「私」ではなく「私たち」という観点で考え始め、異なる民族グループ、性別、年齢といった想像上の脅威を超えて、世界中の見知らぬ人々、異なるライフスタイルや文化を持つ人々との共通点を見出すようになります。


