道の駅の大規模改修を控えて
村山さんがいま関わっているのが、すでに始まっている道の駅しおのえ周辺の複合施設整備計画。温浴施設や診療所を併設する「道の駅しおのえ」のリニューアルオープンを目指し、48億円(2020年の概算)の総工費をかけて大々的に行われるものだ。村山さんは行政に情報公開してもらったり、行政に町の現状や要望を伝えたり、町と行政をつなぐパイプ役として奔走している。
「町の人たちに最大限活かせるように、施設の運営や活用法などを見出していかなければと思います。大きなお金が動くプロジェクトなので、公平性を保ち、オープンな議論をしていく必要があります。そのために私もあちこち首を突っ込んでいるところです」

また約4年前から模索してきた、ラベンダー栽培とそこから抽出するエッセンシャルオイルの商品化も近づいている。「この町にはなんちゃない(何にもない)」が口癖だった町の人から、意識の変化を感じることも増えつつある。時間はかかるが、外の力に頼らない自立したコミュニティは着々と形になっている。“幸福なダウンサイジング”を目指した試行錯誤は、そのプロセスこそが地域の学びなのだと、トピカの活動は教えてくれる。


