エアコンの暖房には、あまり暖かくないイメージがある。しかも、電気代がほかの暖房器具に比べて高いという印象も強い。しかし、これらは昔の話だ。ストーブのような「ホッコリ」感は望めないにしても、エアコン暖房には、ほかにないメリットがある。それに、今やランニングコストはそれほど高くないのだ。
暖かくない、電気代が高いというエアコンの「誤解」を解消しようと、パナソニックは『冬のエアコン暖房の実力を徹底解説』を公開した。そこでは、エアコンを所有している20〜60代の全国の男女478人を対象とした暖房器具に関するアンケートの結果も示されている。

それによると、自宅で使っている暖房器具は、エアコンが73パーセントという圧倒的多数を占めた。そのうちメインで使っている器具でも、エアコンは47パーセントと他を圧倒している。

ところが、ランニングコストが高いと思う暖房器具を聞くと、エアコンがトップ。また、エアコン暖房に対する印象を聞くと、「電気代が高い」がダントツで1位になった。続けて、「乾燥しやすい」、「足元が暖まらない」、「すぐに暖まらない」と、ネガティブなものが上位を占めている。

半数近い人たちがメインでエアコン暖房を使っているのに、人気がないという悲しい現実。しかしエアコンは、正しく知って正しく使えば、非常に効率的な暖房器具であることがわかる。パナソニックのエアーマイスター福田風子氏は、エアコン暖房の4つのメリットをわかりやすく解説している。
1. 部屋全体をむらなく暖める
エアコンは温風を循環させる暖房器具なので、ストーブなどの輻射式熱源と異なり、部屋全体を素早く暖めることができる。とくに気密性の高い広い部屋ではその効果は大きい。サーキュレーターを組み合わせれば、より効率的だ。
2. 空気が汚れない
石油やガスを燃やさないので空気が汚れず、匂いも出ない。小さい子どもやペットがいる家でも安心して使える。
3. 給油の手間がない
燃料補給の必要がなく、リモコンひとつで温度調節も可能。タイマーやセンサー機能を活用して、ライフスタイルに合わせた運転ができる。
4. 1年中使える
梅雨の時期は除湿、夏は冷房、空気清浄機能があれば花粉の時期にも活躍する。季節ごとに片付ける手間もなく、場所もとらない。



