2026年に副業を始めたいと考えているのは、あなただけではない。調査会社SurveyMonkeyの調査によると、すでに米国労働者の37%が副業を持っており、さらに35%が副業を始めることを検討している。
副業は追加収入を得るためのすぐれた手段であり(金融情報サイトBankrateの調査では、副業の平均月収は885ドル[約13万7200円]とされている)、同時に新しいスキルを学び、新しい人と出会う機会にもなる。2026年に副業を検討しているなら、次のような選択肢を検討してみるとよいだろう。
AIコンサルティング
AIは依然として注目のトピックであり、多くの中小企業が導入面での支援を必要としている。企業がより効果的なAIプロンプト(AIへの指示文)を書けるように支援したり、AIを活用した自動化フローを構築・最適化したり、AIエージェントやチャットボットを開発したりすることを専門とするAIコンサルティング事業を立ち上げることができる。
オンデマンド印刷
オンデマンド印刷は決して新しいビジネスではないが、この業界は成長を続けている。市場調査会社Future Market Insightsによると、市場規模は現在110億ドル(約1兆7000億円)と評価されており、2035年には894億ドル(約13兆9000億円)に達すると予測されている。オリジナルのTシャツやホームウェア(生活雑貨)、ノート、ウォールアート(壁掛け用アート)などをデザインし、プリント・オン・デマンドのプラットフォームを使って顧客に届けることができる。そしてもちろん、自分で在庫を抱える必要はない。
人に教える
おそらく、あなたは他の人がぜひ学びたいと思うような知識やスキルをすでに持っているはずだ。人に教えるというアイデアに魅力を感じるなら、自分自身のオンラインコースを作成するという選択肢がある。UdemyやTeachableのようなプラットフォームでコースを販売することができる。「作ってそのままにしておける」オンラインコースよりも、より1対1に近い形で教えることを好むのであれば、ビデオ通話や対面によるライブの個別指導セッションを提供することもできる。
フリーランス
AIが台頭しているとはいえ、2026年においてもスキルベースの採用(スキル重視の採用)は依然として重要な課題である。フリーランス仲介プラットフォームUpworkの調査によると、経営幹部の81%が、スキルベースの採用手法を導入するために意図的な取り組みを進める計画だと回答している。したがって、今はスキルを磨き、フリーランスとして働き始めるのに絶好のタイミングである。グラフィックデザイン、簿記、コーディング、ウェブデザイン、デジタルマーケティング、動画編集などのスキルがあるなら、これらをパートタイムのフリーランスサービスとして提供することができる。
デジタルプロダクト
他の人と一緒に仕事をしたり、クライアントワークをこなしたりすることが自分にはあまり向いていないと感じるかもしれない。その場合は、デジタルプロダクトを作成し、オンラインで販売するという選択肢がよいかもしれない。電子書籍やPDFガイドなどのデジタルプロダクトは、一度作成すれば、同じものを何度でも販売できる。テーマを選び、自分の知識を他者に価値をもたらす商品としてパッケージ化し、デジタルマーケティングの戦略を使って販売すればよい。
副業が自分に本当に適しているかを確認するために、自分自身で十分なリサーチを行うことを忘れてはならない。初期費用、毎週どれだけの時間をその副業に充てられるか、自分の目標、そして居住地に特有の法規制やその他のビジネス上の要件など、さまざまな要素を検討する必要がある。あなたの副業のスタートがうまくいくことを願っている。



