資産10億ドル以上のビリオネア、ビル・ゲイツは、毎年恒例のホリデーシーズンのオススメの書籍として、「重要なことの仕組みの裏側を明らかにする」5冊の本を選んだ。これらには小説、科学、回顧録、政治に関する作品が含まれている。
ゲイツが推薦する5冊は以下の5冊だ。
・シェルビー・ヴァン・ペルト著『Remarkably Bright Creatures』
・ハンナ・リッチー著『Clearing the Air』
・バリー・ディラー著『Who Knew』
・スティーブン・ピンカー著『When Everyone Knows That Everyone Knows』
・エズラ・クラインとデレク・トンプソン著『Abundance(豊かさ)』
『Remarkably Bright Creatures』は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに1年以上掲載され、来年にはNetflixでの映像化が予定されている小説で、未亡人が太平洋のタコと思いがけない友情を育む物語だ。
70歳のゲイツは、本書は「年を重ねることについて、もう少し理解する助けになった」と述べ、「人生の次の10年を始めるのに最適な方法」と評している。
心理学者ピンカーの『When Everyone Knows That Everyone Knows』は、共通知識、つまり他の人が知っていることを知ることが、社会的力学をどのように変え、コミュニケーションの道を開き、ゲイツのレビューによれば「私たちが交わすすべての会話を支えている」かを分析している。
データサイエンティストのリッチーは『Clearing the Air』で気候変動に関する50の切実な質問に答え、一方、ハリウッドの大物であるディラーの著書では、自身がゲイであることを公表し、その性的指向がダイアン・フォン・ファステンバーグとの結婚と矛盾しなかったと述べている。ゲイツはこの回顧録を「ほとんどのビジネス回顧録にはない率直さと誠実さがある」と評した。
最後の推薦書『Abundance』は、経済、政治、規制システムを刷新することで、米国がエネルギーや交通機関を中心としたインフラをより良く構築できるようになる方法について書かれている。
ゲイツは過去15年間、通常は夏の始めと年末のホリデーシーズンに、本や音楽、番組の推薦リストを発表している。



