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2025.12.06 11:00

ネットフリックスがワーナーの映画・配信事業を買収、映画館や人気コンテンツへの影響は?

米カリフォルニア州バーバンクにあるワーナー・ブラザース・スタジオを象徴する給水塔。2024年6月18日撮影(Shutterstock.com)

ネットフリックスとWBDの契約に含まれる主要タイトルは?

ネットフリックスとWBDの映画・テレビ部門の統合により、膨大な知的財産ライブラリーがネットフリックスの傘下に収まることとなる。

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ワーナーはスーパーヒーロー映画の二大巨頭の一角、DCスタジオを傘下に持ち、スーパーマン、スーパーガール、ワンダーウーマン、バットマンなどのキャラクターを擁する。2027年までに劇場公開が予定されている映画が数本ある。また『ハリー・ポッター』シリーズの製作・配給もワーナーが手掛けており、2027年にHBOオリジナルのシリーズ新作の配信開始が予定されている。

興行収入においては2025年12月5日現在最大の勝者で、『罪人たち』『マインクラフト/ザ・ムービー』や『ファイナル・デッドブラッド』『死霊館 最後の儀式』などヒット作を連発。2023年には『バービー』で史上最高の興行収入を記録した。

ネットフリックスは5日の発表で、ワーナーが『市民ケーン』や『カサブランカ』といった古典映画の名作のデジタル配信権を有している点を強調するとともに、ネットフリックスの最近のヒット作で続編やスピンオフが制作中のアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』や、『ストレンジャー・シングス』『イカゲーム』といった人気シリーズ作品をアピールした。

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forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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