新しい靴と鞄を新調する。するとどうだろう、どこか見知らぬ地へと足を運びたくなるものだ。歩行し、モノを運ぶという移動という行為をサポートするために進化をしてきたそのDNAが人を、果てしなき旅へと誘うのかもしれない。今季は大きめなバッグやブーツなど、より旅を想起させるアイテムがトレンドとなり、この冬の旅を彩ってくれるはずだ。
細部にまで貫かれた巨匠の美学を堪能
きめ細かいカーフスキン製の上品なダッフルバッグは、幅のあるマチで容量が大きく普段使いから短期旅行まで対応。ロングジップが特徴のスエードブーツはモダンな足元を演出する。ファー素材を用いたブルゾンによる、モードテイストの装いがマッチ。
対極的要素の融合が新鮮な逸品を生み出す
ムラ感と深みのあるバーガンディカラーのカーフスキンが美しいバックパック。背面にはパンチングを施したスエードを用い、背負った際の快適さも考慮されている。そんなバックパックと好相性なレースアップブーツは、表情豊かなシボ革に高級感が漂う。ラギッドとラグジュアリーの融合が新鮮だ。ノンウォッシュデニムのトラッカーブルゾンとネイビーパンツによる、カジュアルとドレスの要素を併せもつ装いと好相性。
今日まで受け継がれた創業者の美意識
創業者サルヴァトーレ・フェラガモが、1950年に考案したサンダルを着想源とするアイコンバッグ「ハグ」。その名は優しげな抱擁(Hug)を思わせる、ボディと一体になったクロージャーの形状から名付けられたものだ。バックルはアイコンのガンチーニがモチーフであり、さりげないアクセントに。スーツからカジュアルまで、幅広い服装と洒脱にコーディネイトできるのも魅力的である。
アイコニックな品々はオールマイティな使用感
シボが美しいグレインレザーを用いたショルダーバッグは、裏返したスエード面でも使えるリバーシブル仕様。さらにトートバッグにもなるなど、多彩な持ち方と表情が楽しめる。レザーグッズのディテールをアレンジしたヒールのバックタブが目を引くダービーシューズは、クラシックなハイキングブーツから着想した男らしいデザイン。モノグラム・モチーフをちりばめた、上品なパンツと合わせたい。



