2025.12.04 17:01

Z世代の旅行スタイル変化を追う:ウェルネスとノスタルジーが鍵に

Adobe Stock

Adobe Stock

旅行の理由や方法は個人的なものであり、人によって大きく異なるが、最近発表された調査によると、若者の旅行習慣や好みは、年配の世代と比較して大きく変化していることが示唆されている。

Contikiが発表した新しい「Voice of a Generation(世代の声)」レポートでは、18歳から35歳までの1000人以上のアメリカ人旅行者を対象に、個人の旅行習慣について調査を実施した。その結果、Z世代とミレニアル世代の旅行者が、若者にとっての旅行の意味を再定義していることが明らかになった。

ノスタルジーに基づいた旅程から、昇給よりも休暇を選ぶことまで、主な調査結果は以下の通りだ:

昇給よりも有給休暇を優先

調査によると、Z世代とミレニアル世代の大多数がお金よりも経験を重視していることが示された。回答者の54%が、昇給よりも追加の有給休暇を受け取ることを希望すると回答した。

ノスタルジーに触発された旅行プラン

若者の間でノスタルジーに基づいた旅行も増加している。調査では、回答者の78%が子供時代に経験した旅行を再現したか、再現したいと考えていることがわかった。

持続可能な観光

調査によると、回答者の69%が主要都市や国々のオーバーツーリズム(観光公害)対策として、混雑の少ない目的地への訪問を好むことがわかった。また、回答者の50%が旅行を計画する際に持続可能性を「非常に」または「極めて」重要と評価していることも判明した。

バーンアウト対策としての旅行

旅行は常に現実逃避の一形態として利用されてきたが、調査によると、回答者の67%が単なる休息やリラクゼーションのためだけでなく、職場でのバーンアウトから回復するために旅行していることが明らかになった。

セット・ジェッティング

Z世代とミレニアル世代の旅行者はセット・ジェッティング(映像作品の舞台を訪れる旅)に熱心で、回答者の66%がテレビ番組、映画、または本に基づいて旅行を予約したことがあると認めている。最も人気のあるセット・ジェッティングの着想源は『マンマ・ミーア!』、『ハリー・ポッター』、『ホワイト・ロータス』だった。

ウェルネス重視の旅行

回答者の30%以上が、ハイキングやサイクリングなどのアクティビティを日常に取り入れることを好むと回答した。さらに、回答者の50%以上が海外旅行中でもウェルネスルーティンを維持するよう積極的に努力していると答えている。

デジタルデトックスの増加

もはやインスタグラムのハイライトだけが重要なわけではない。調査によると、回答者の89%が無料の休暇を得られるなら、スマートフォンを家に置いていくことに前向きであると回答している。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事