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2025.12.04 15:30

「iOS 26.2」のアップデート近づく──選択を迫られるiOS 18ユーザー

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あなたはすでにiPhoneをiOS 26にアップグレードしただろうか。iOS 26は、iPhone 11以降のすべてのモデルで利用可能になっている。

これまでは、新OSへの移行にまだ踏み切れないユーザーでも保護を受け続けられるように、アップルは昨年のOSであるiOS 18向けのアップデート版も用意してきた。だが、その対応は終わりを迎えたようだ。

「アップルは、いまだiOS 18を利用しているiPhoneユーザーに対し、iOS 26へのアップグレードを促すべく、iOS 26のソフトウェアアップグレードの選択肢をより目立つように表示しています」と、MacRumorsは報じている。

今週までは、設定画面ではiOS 18のアップデートがデフォルトの選択肢として表示され、iOS 26は設定アプリの画面をスクロールした下の方に別途表示されていた。

「しかし今日からは、その状況が変わります。iOS 26にまだアップグレードしていないiOS 18ユーザーには、『設定』アプリ内で推奨されるiOSアップデートとしてiOS 26.1が表示されるようになります。iOS 18向けのアップデートも依然として選択肢として残りますが、現在はアプリ画面の一番下に表示されるようになっています」と、同記事は続けている。

これはユーザーにiOS 26への移行を強制するものではないが、いずれそうせざるを得なくなることは明らかだ。

これまでのところ、iOS 26のアップデートが出るたびに、iOS 18向けのアップデートも合わせて提供されてきた。しかし、最初の2回はほぼ同時に配信されたのに対し、最新のiOS 18向けオプションである18.7.2は数日遅れて登場した。おそらく、ユーザーを静かにiOS 26へ誘導するためのアップルのやり方なのだろう。

こうした状況は、今月後半にiOS 26.2が公開された後、まもなくiOS 18.7.3がリリースされないという意味ではない。しかし、iOS 26.2だけが唯一の選択肢として提示されても、驚きはしない。

現在ユーザーをiOS 26へ移行させようとするこの動きからすると、設定画面の一番下に残されているiOS 18の選択肢も、近いうちに姿を消す可能性が高いと感じる。

もちろん、今後もiOS 18向けのセキュリティアップデートは提供されるだろうが、それは、iOS 18は動作するもののiOS 26には対応していない3機種、すなわちiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRのユーザーのみに向けたものになる可能性がある。

一方、最新モデルであるiPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Airの所有者には、そもそも選択の余地がない。これらの端末にはiOS 26があらかじめプリインストールされているからだ。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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