キャリア

2025.12.07 13:00

「30日以内で習得可能」なキャリアアップに結びつく7つのスキル、今すぐスタート

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例えば、新しいプロジェクトに参加したいが、現在の仕事量では、すでに自分のキャパシティがいっぱいになっている、というケースを考えてみよう。

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こうした場合には、即座に参加の意向を示すか、逆に断わってしまうのではなく、上司にこう伝える方法もあるはずだ。「毎週の報告書作成業務を、チームの他のメンバーに担ってもらえるなら、新たなタスクを引き受けることができます。そうすれば私も、優先すべきタスクの両方について、質の高い仕事ができる余裕を得られるはずです」

これは、落ち着いた態度、明確な思考、企業の戦略に対する目配りがあることを示す回答だ。毎週、ちょっとした事柄で交渉の練習をすれば、すぐに、自信を持って自らの立場を主張できるようになるだろう。

7. タイムブロッキングを活用して、生産性を大幅にアップさせる

タイムブロッキングは、仕事時間に秩序をもたらし、ストレスを大幅に減らすのに役立つ手法だ。まずは、自分の業務の中で最も優先度が高いタスクを選び、これに集中して取り組む時間枠(タイムブロック)を割り当てよう。

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例えば、毎日午前中に90分間のタイムブロックを設けて、何者にも邪魔されることなく、主要な成果物を作成することに取り組む、といったやり方だ。その際には、この時間枠を、ミーティングと同じくらい真剣に扱うのが肝心だ。

専門職に就く者の多くが、その日の最も重要なタスクを昼食時までに完了している。これが可能なのは、集中して取り組む時間枠をきっちり守っているからだ。毎週金曜日に自分のスケジュールを見直す習慣を付ければ、次の週に向けて、前もってタイムブロックを調整でき、仕事のペースを保つことができる。

キャリアに意味ある進展をもたらしたいとき、思い切った転職や、長期にわたるトレーニングプログラムなどは必ずしも必要ない。明確な意図を持ち、30日間で身につけたたった一つのスキルが、自信を増し、業績を向上させ、予想もしなかった扉を開いてくれることもある。

まずは、やるべきことを1つ決めよう。自分のペースで成長できればそれでOKと考え、たとえ一歩でも前進できれば意味がある、と肝に銘じよう。前に進む勢いを付けるために必要なものは、すべて手の中にある。決心さえすれば、これからの1カ月がキャリアのターニングポイントになるかもしれない。成功を祈る!

forbes.com 原文

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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