チーム単位の研修といった、細かな社内活動を取り仕切るだけでも、これらのスキルをアピールするのに役立つはずだ。具体的には、チーム共通のタイムラインを作成し、アクションアイテムを割り振り、中心となるドキュメントに関して、週ごとのアップデートを送付する、といった段取りが考えられる。
こうした行動を実行に移せば、上司が常に管理監督していなくても、仕事を前に進められる人材であると実証できる。毎月小さなプロジェクトで練習を積むことで、より大きな責任を担うための基礎を構築できるだろう。
5. LinkedInのプロフィールで差別化を図る
LinkedIn(リンクトイン)のプロフィールが強力だと、直接的にチャンスを得られる切り札になる。まずは、プロフィールのヘッドラインをアップデートし、自分の役割や価値を明確に伝えるようにしよう。それができたら、サマリーを書き直して、自分が達成した成果を、具体的に明らかにしよう。
採用担当者は、肩書きよりも、どのような責任ある業務を務めていたかという点に主眼を置いて検索を行うことが多い。ゆえに、自分が持つスキルを反映する表現を付け加えることで、より見つけてもらいやすくなるだろう。
例えば、採用担当者が、組織内の調整の経験がある人材を探している場合、あなたのプロフィールに「各部署の垣根を超えたプロジェクトの調整を担当。タイムラインや関係者へのアップデート、最終報告を実施」と書いてあれば、担当者に見つけてもらう可能性が高まるかもしれない。
このようなちょっとした変更が、採用担当者からの可視性を引き上げ、今まで積極的に追いかけてこなかったチャンスが向こうからやってくることにつながるかもしれない。毎週1つは投稿を行うようにすれば、プロフィールをアクティブに保てる上に、信頼性を強化することにもつながるだろう。
6. 交渉スキルで自らの価値を高める
交渉は、給与についての話し合いの場面に限らず、日々の業務にもついて回るものだ。まずは、自分のニーズと交渉相手の目標を理解することが必要だ。その後、双方が納得できる妥協点を探ることになる。


