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2026.01.04 14:00

研究で証明、EQが高い人が実践する「信頼関係を築く」6つの効果的な方法

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2. 明確なコミュニケーションをとる

EQが高いことのもう1つの特徴は、ニーズや境界線を明確に表現する能力があるという点だ。信頼形成において明確さは譲れないものだ。誤解は関係にヒビが入る最も一般的な原因の1つであり、特に職場ではそうだ。

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EQが高い人はこうした誤解の余地を減らす。期待していることを明示し、意図をはっきり示し、自分の人間関係のスキルの限界を率直に伝える。対人コミュニケーションに関する研究は一貫して明確さが信頼を強化し、脅威の認識を減少させることを示している。

専門誌『Nature Communications』に2025年3月に掲載された研究がこれを説明している。研究は、地域住民と警察官の間の信頼低下に対する解決策を探ることを目的に行われた。500時間に及ぶ実態観察の結果、その地域を担当する警察官が意図を明確にせず人々に質問した場合、信頼が自然に低下することが判明した。

だが「地域を知るために巡回している」といった簡潔な説明を事前に受けると、質問される人はさほど脅威を感じなくなり、信頼感が高まった。

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明らかに、相手の意図を理解すれば推測に認知エネルギーを浪費しない。この心理的安全性は個人的な関係であれ地域の関係であれ、信頼を加速させる。

3. 温かさと信頼性を同一視しない

EQが高い人は、人間の本質についてバランスのとれた見方をする傾向がある。皮肉屋ではないが、理想主義者でもない。3人の学者による有名な研究(彼らの信頼モデルは心理学で最も引用されているものの1つだ)は信頼を能力、誠実さ、博愛の3つに分類している。

EQが高い人は、以下の質問に対する証拠に基づく答えを探すことで、その人物の信頼性を自然に評価する。

・その人物は言ったことを実行できるか
・その人物は本心を話し、言ったことを実行するか
・その人物は自分や関係するグループに対して善意を持っているか

つまり、EQが高い人はその人物が友好的、親しみやすい、カリスマ性があるという理由だけで信頼できる人だと決めつけることはまずない。

EQが高い人は温かさと信頼性を区別する。これらはハロー効果のような心理的バイアスによって混同されがちな特性だ。この区別を意識することで、裏切りや失望から身を守りつつ、より深く持続可能な信頼関係を築ける。

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翻訳=溝口慈子

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