大手町・丸の内・有楽町（大丸有）から、社会や経済の未来を、アートによるビジョンメイキングを交えて考える都市型のカンファレンスイベント「FUTURE VISION SUMMIT 2025」が12月9日、10日に、丸ビル、三菱ビルを会場に開催される。2回目となる今回は、東京藝術大学を共催に迎えた。
多様な領域のリーダーたちの交わりから未来に向けたビジョンが示される「CONFERENCE」「SESSIONS」、アートを媒介とした実践的・実験的な取り組みを展示やワークショップで紹介する「SHOWCASE」「WORKSHOP」と、頭だけでなく感覚も刺激する2日間となる。
経営者もアーティストもラッパーも
12月9日に丸ビルホール行われる「CONFERENCE」には、ビジネス、アート、カルチャー、テクノロジー、アカデミアなど領域を超えて活躍するリーダーたちが集う。
例えばKEYNOTE SESSIONでは、東京藝術大学長の日比野克彦と東京大学総長の藤井輝夫が「知と創造」をテーマに登壇。世界的アーティストのシアスター・ゲイツは建築家の藤本壮介と対談、ラッパー・クリエイティブディレクターのTaiTanは、文筆家のデーヴィッド・マークスとカルチャーを語る。ほか、都市、体験、社会の未来についてのダイアログが展開される。
他方「SESSIONS」は、登壇者と参加者の距離が近い会場で、議論を聞くだけでなく、互いの視点が交わり、新たな問いが生まれる実験的な「思考の広場」。9日の「SESSION 1」には、アートのバックグラウンドを持ちながら社会変革のために活動するa春、江上 越 、亀井 潤 、脇田 玲が登壇。未来の社会におけるアート、アーティスト的姿勢の役割についてディスカッションする。
10日の「SESSION 4」東京藝術大学「都市の臓器とAI」研究会 特別回では、落合陽一をゲストに招き、基調講演とアーティスト／各分野の研究者らとともに、AIと共にある未来の人間の身体や感性といった問いに迫る。
