Damm Brewery「Keler 18 Pale Lager」、アルコール度数約5%
Keler 18はDammが手がけるペールラガーで、もともとはバスク地方との結びつきが強いブランドだった。ややリッチで、より風味豊かなユーロラガーとして位置づけられている。製法自体は伝統的なペールラガーのプロセスに従うが、よりフルな味わいと、標準的なラガーよりわずかに高い度数になるように醸造されている。
ビールは淡いゴールドの色合いで、キャラメルクリーム、クローバー、干し草、新鮮なハーブ、キュウリといった香りを放つ。甘いモルトと控えめなハーブ系ホップが組み合わさったアロマだ。
口に含むとミディアムボディで、活気がありスパークリングな印象だ。ビスケットやブリオッシュのような甘いモルトの芯があり、ほのかなバタースコッチ、そして控えめなハーブ系ホップのニュアンスが重なる。
フィニッシュは中程度の長さで、ブリオッシュやハチミツの余韻が続き、ごく控えめに松ヤニやハーブを思わせるニュアンスが感じられる。
Harbor Brewing Company「Oktoberfest(Märzen Lager)」、アルコール度数5.8%
イリノイ州で2018年に創業したHarbor Brewing Companyは、毎年オクトーバーフェスト向けのメルツェンを醸造しており、同社のタップルームや湖畔のビアガーデンで人気の季節ビールとなっている。ビール評価サイトUntappdによれば、IBUは30と記載されている。
このビールはフェストスタイルのメルツェンとして、ミュンヘンモルトとウィーンモルト、そしてノーブルホップを用いて醸造されている。レシピは直球だが、度数やキャラメル感を必要以上に高めることよりも、飲みやすさに焦点を当てていることがはっきりと分かる構成だ。
液色は濃いゴールドから淡いアンバーで、トーストしたミュンヘンモルトとウィーンモルトの、クラストの厚いパン、キャラメル、ビスケットのような風味が前面に出る。それを、ハーブやスパイスを思わせるノーブルホップが支えている。
口当たりはミディアムボディで、炭酸はなめらかだ。トーストしたパン、キャラメル、ビスケットのフレーバーが中心で、穏やかな甘みを、適度なホップ苦味がバランスよく引き締めている。
フィニッシュはクリーンでシャープかつモルティであり、素朴なトーストブレッドと、スムーズでスパイシーなハーブ系ホップのニュアンスが余韻として残る。


