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2025.12.01 12:30

マイクロソフトは、あなたが「職場にいない」ことを上司に通知し始める――開始は1月

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こっそり在宅勤務で1日を過ごしたり、オフィスの人目につかない離れた一角に身を潜めて、誰にも見つからず邪魔もされずに仕事をするのが好きなマイクロソフトユーザーにとって、悪いニュースだ。Teamsが、あなたのことを密告しようとしている。

Teamsのアップデートにより、あなたの所在が報告され、上司があなたを見つけられるようになる。マイクロソフトはこう説明する。「ユーザーが所属組織のWi‑Fiに接続すると、Teamsは自動的に、そのユーザーが働いている建物を反映するよう勤務場所を設定する」。もちろん、会社のWi‑Fiに接続していなければ、そのことも表示される。

朗報は、このアップデートが延期されたことだ。私が10月にこれについて初めて報じたときには、12月から展開が始まると見込まれていた。しかし、それがいまは遅れており、ホリデーシーズンのあいだは安心していられる。マイクロソフトは現在、「展開開始は2026年1月」としている。

したがって、実際には背後にあるソファやベッドサイドテーブル、あるいはカリブ海のビーチを隠してくれるバーチャル背景に頼れる日々には、終わりが近づいている。もはや通用しなくなるのだ。

Windows Centralはこれを「生産性向上ツール」と表現している。つまり、「オフィスで同僚を探すために、これまでのようにいちいち手動で探したり、電話をかけたりする必要がなくなる。オフィスのWi‑Fiネットワークに接続している限り、Teamsを通じて簡単に所在を特定できるようになる」というわけだ。人々がこれをそのように受け止めるかどうかは分からないが、いずれ明らかになるだろう。

これは、マイクロソフトが今年初めに実施した、「Teams上の職場での在席状況を自動的に建物レベルで設定する」という展開に続くものだ。この機能は「既定ではオフ」だが、「有効化し、エンドユーザーにオプトインさせるかどうかを決める」のはあなたではなく管理者だ。

Windows Reportsによれば、「ひとたびリリースされれば、世界中のWindowsおよびMac向けのTeamsユーザーが利用できる」ことになるという。文字通り、逃げ場はない。

皆さんの幸運を祈りたい。それが必要になるかもしれない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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