北米

2025.12.01 09:30

どうなる米金利? 2026年の見通しまとめ

Alex Wong/Getty Images

Alex Wong/Getty Images

2026年には米連邦準備制度理事会(FRB)の新たな議長が就任する見通しだ。CMEのFedWatchツールによれば、来年予定されている8回の連邦公開市場委員会(FOMC)を通じて、短期金利は引き下げ方向に進むとの見方が強い。年内にも12月10日に会合を控えているが、その会合では金利が引き下げられるとの見方が強い一方で、据え置かれる可能性もまだ残されている。

2026年の米金利はどうなる?

2026年12月までに、フェデラルファンド金利は3%前後になると予想されており、これは現行水準である3.75%から4%の範囲より低い水準である。しかし、その予測の幅は広く、極端な市場予測では2%まで下げられるとの見方もある一方で、4%にとどまるとの予測もある。

仮に利下げが実施される場合、その大部分は2026年前半に集中する可能性が高い。FRBが示す2026年の金利見通しはやや控えめで、理事の多くは金利が3%以上にとどまるとの予測を示している。ただし、この金利見通しは9月時点のものであり、これは12月に更新される予定だ。

2026年の会合スケジュール

FOMCは必要に応じていつでも金利を変更でき、過去には経済的な緊急事態が発生した際にその権限を行使した例もある。しかし通常は、年間8回の予定された会合で金利目標を決定する。2026年の会合予定日は以下のとおりである。

・1月28日
・3月18日
・4月28日
・6月17日
・7月29日
・9月16日
・10月28日
・12月9日

FOMCの経済見通し(SEP)は2回の会合ごとに更新され、その最初の更新は3月を予定している。

新たな議長

ドナルド・トランプ大統領は、彼の方針に同調するハト派のFRB新議長を2026年に指名する見通しだ。カルシ(Kalshi)などの予測市場では、その最有力候補としてケビン・ハセットの名前が挙げられている。これは2026年の利下げ圧力を強める可能性がある。

例えば、トランプは2025年にスティーブン・ミランをFRB理事に指名しており、そのミランはこれまでのところ、積極的な利下げを主張してきた。しかしながら、新議長が就任したとしても、FOMCメンバーの構成自体は過去数年と大きく変わらないため、金融政策が劇的に変化するとは限らない。

次ページ > 経済データ

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事