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2025.11.30 17:00

今なお魅力に満ちた「アマチュア無線」、愛好家は全世界で300万人

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なぜ私がフォーブスでの主な担当分野である「エクストリームアドベンチャー(極限の冒険)」に興味を持ったのかと尋ねる人も多い。正直なところ、その一因は、これらのエキゾチックな場所と交信し、奇妙な切手が貼られた「QSLカード」を受け取ったことだと思う。少年時代の想像力と好奇心に駆り立てられた私の憧れは、最終的にこれらの場所を訪れることになった。

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実際、私はいくつかの機会にそれを実現した。一つは、1971年に交信した南極点のアムンゼン・スコット基地だ。2005年、私たちの探検隊がスキーで到着した後、すぐに基地のアマチュア無線設備を見つけて起動し、かつて私がこの遠隔地と交信した時と同じスリルを他の人々に与えようとした。

アジアの中央部部にあるトゥヴァ共和国を訪れた時も同様だった。私の最も価値ある交信は国際宇宙ステーションとのものだが、まだそこには行ったことがない。

短波無線信号が電波を通じて伝わる際のエコー、パルス信号のフェージング、静電気音を聞くことには、電子メールでは得られない魔法がある—そして、それを可能にした装置とアンテナを自分で組み立てたという事実も。また、「パイルアップ」の中からランダムな希少局を見つけ出し、交信することの挑戦もある。

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いずれにせよ、このような短い記事では紹介しきれないことがたくさんある。これがあなたの興味を引くきっかけになればと思う。アマチュア無線について聞いたことがない、あるいは興味がある場合は、ARRLのウェブサイトが始めるのに最適な場所だ(日本には日本アマチュア無線連盟がある)。

最近、モンキーズの唯一の生存メンバーとなってしまったミッキー・ドレンツとの会話で、彼は常にハムライセンス試験に合格したかったが、モールス信号をマスターできなかったと告白した。モールス信号の要件が免除されたため、彼は現在それを検討しているという。だから、いつの日か高周波のジャム無線バンドで「CQ」(交信を求めるハム用語)を呼ぶドレンツを見つけても驚かないでほしい。それはすごいことではないだろうか?

forbes.com 原文

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