パソコンのデスクトップ画面もおなじです。
企画書作成なら企画関連の資料だけ、メール処理ならメール関連のファイルだけ。
たったこれだけで、あなたの脳は「この設定では○○をするんだ」と理解し、驚くほど集中力が高まります。
もっと本格的にやるなら「アンプラグドスペース」を確保してみてください。
自宅のソファの一角でも、会議室の一部でも構いません。そこは完全に外部と遮断された聖域です。
パソコンもスマホも持ち込まず、テレビも消して、1つのタスクだけを持ち込む。
慣れてしまえば、そこに行くだけで自分が集中モードに切り替わるようになります。
ちなみに、どこでも何でもできるスマホは、この貴重な場所細胞の機能を台無しにしてしまう最大の敵。
だからこそ、意図的な環境設定がこれまで以上に重要になってくるのです。
タスクが頭に浮かんだら「止める」より「まとめて考える」
注意力を抑制する力が低下すると暴走するのが、ぐるぐる思考。
目の前の仕事とは無関係なことに思考をさまよわせる「マインドワンダリング」です。
多忙感の典型的な症状である「やるべきタスクが多く感じる」感覚は、これが原因です。
「あの企画書、まだ手をつけてない。明日の会議資料も微調整が必要だし、クライアントへの提案も考えなきゃ。今日の晩ごはんどうしよう。そういえば来週の友達と会うお店予約したっけ? あー、やることが多すぎる……」
次から次へとタスクが浮かび、必要以上に忙しなく感じてしまいます。


