ファッション

2025.11.30 14:00

「アルパカウール」が次の冬物衣料の素材として注目を集める理由

南米ボリビアのアンデス山脈に住むアルパカ(Shutterstock.com)

ワードローブに欠かせない衣服へ

アルパカの多用途性は、ファッション市場におけるその人気上昇に大きく貢献し、伝統的な繊維である羊毛や綿、さらにはカシミアにさえ取って代われる上質な衣類としての地位を確立してきた。小規模な職人ブランドから大手衣料ブランドまで一様に、アルパカ素材の柔らかさと耐久性、保温性を兼ね備えた特性を、積極的に取り入れている。

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例えば、フィールズ・アウトフィッティングは、同社のニットウェアにおける主要素材としてアルパカを採用しており、最新のコレクションでは起毛加工を施したアルパカウールのセーターを発表した。Soft Goat(ソフト・ゴート)、Overland(オーバーランド)、SUITSUPPLY(スーツサプライ)、Loro Piana(ロロ・ピアーナ)といったファッションブランドも、アルパカを冬季向け商品に取り入れ、ラムウールやカシミアといった定番の繊維と並ぶ高級な選択肢を、製品ラインアップに加えている。

アルパカの多用途性は、古典的なセーター、スカーフ、ビーニーをはるかに超える。その天然の温度調節機能と軽量感により、アルパカ繊維は、重ね着用のニットから着こなしの主役となるアウターまで、幅広い衣類に適している。

例えばPAKAは、保温性の高いアルパカ毛のパフベストで、着ぶくれしなくても暖かさを提供できるアルパカ素材の特性を実証してみせた。一方、同様にアルパカウール製のアウトドアファッションを専門とするArms of Andes(アームズ・オブ・アンデス)は、アルパカ素材の通気性を活かし、通年着用できるTシャツを製造している。普段着としても、アルパカ素材は多様な気候や衣類のニーズに適応でき、その保温性が求められるのが冬物衣料に限らないことを証明している。

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forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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