映画

2026.01.03 16:00

『グーニーズ』『トップガン』 1980年代の名作映画40選(後編)

『ブレックファスト・クラブ』。アリー・シーディとモリー・リングウォルド(Universal Pictures/Getty Images)

12. E.T.(1982年)

『E.T.』の1シーン。ヘンリー・トーマスとともに窓の外を見つめるE.T.(Universal Pictures/Getty Images)
『E.T.』の1シーン。ヘンリー・トーマスとともに窓の外を見つめるE.T.(Universal Pictures/Getty Images)

幼いエリオット(ヘンリー・トーマス)は自宅の裏庭で地球外生物(E.T.)を発見し、母親からE.T.を隠そうとする。E.T.の存在を知った政府の職員らに追われるなか、エリオットたちは宇宙から来た友達が故郷の惑星に帰れるよう協力する。スティーブン・スピルバーグが監督したPG指定の本作は、エリオットの妹を演じたドリュー・バリモアの出世作となったほか、1980年代の世界興行収入で1位を記録した。

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「E.T. phone home」という台詞が80年代の流行語になり、劇中に登場する菓子「リーセス・ピーシズ」も大いに注目され販売を急激に伸ばした。

11. シャイニング(1980年)

スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督によるR指定の傑作。作家志望のジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)は、コロラド州の山腹にあり冬期に休業するホテルで管理人の職を得る。深い雪に閉ざされた環境で家族と過ごすうち、ジャックは徐々に現実感を失い、幼い息子ダニーは不穏な予感に襲われるようになる。

強烈なフレーズの多くがよく引用され有名になった。主な2つは、ダニーがうわごとのように口にする「REDRUM, REDRUM!」(逆さに読むとmurder=「殺人」)と、ジャックがタイプライターで延々と繰り返し書いた一文「All work and no play makes Jack a dull boy(仕事ばかりで遊ばないジャックは気が変になる)」。

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10. レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年)

この「インディ・ジョーンズ」シリーズ第1作で、ハリソン・フォードが演じる考古学者が、発掘された有名な聖櫃(契約の箱)をめぐりナチスと争奪戦を繰り広げる(ナチスとの戦いは後のシリーズ作でも繰り返される)。冒険を共にする元恋人役でカレン・アレンも出演。洞窟内を転がり落ちる巨大な丸岩からインディが必死に逃げる序盤のシーンも有名だ。

これもスピルバーグ監督作で、PG指定。インディのヘビ恐怖症も初めて描写される。ヘビだらけの部屋を覗き込んだインディは、「ヘビだ。よりにもよってヘビがいる」と嘆く。

9. レイジング・ブル(1980年)

マーティン・スコセッシが監督を務め、ロバート・デ・ニーロが実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタを演じる。1940年代から50年代にかけてのラモッタの人生における栄光と転落は、暴力と虐待の教訓となった。アカデミー賞では、作品賞をはじめ8部門にノミネートされ、徹底した役作りが絶賛されたデ・ニーロが主演男優賞を受賞。歴代の映画の中でもとりわけ評価の高い一本となった。

よく引用される劇中の名台詞は、「I don’t go down for nobody(他人のためにダウンするわけがない」「If you win, you win. If you lose, you still win(勝っても負けても損はない)」など。

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翻訳=高森郁哉/ガリレオ

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