問題は、ゴットマンが「グリッドロック」と呼ぶ、防衛、批判、軽蔑、黙秘(離婚のリスクを高める4つの要素)を特徴とする感情的な対立のループからカップルが抜け出せない状態に陥ったときに生じる。グリッドロックが形成されるのは、その下にある意味が表に出てきて相手に見られそうになるからだ。
たとえば、ある人が時間厳守に口やかましいのは、成長する過程で叱られたり軽んじられたりした記憶を遅刻が呼び起こすからかもしれない。別の人は、お金が自由や自己価値を象徴していたり、混乱した子ども時代からの解放を象徴していたりするために金銭管理について話すことに抵抗するかもしれない。
膠着した関係を和らげるには、対立の意味をたどる方法を学ぶ必要がある。
健全なカップルが行う5つの対処法
対立の69%をうまく乗り切るカップルは、これらの問題を「解決」しているわけではない。日常生活や2人の会話に次の5つの慣行を取り入れている。
1. 完全な解決を空想しない
ある種の違いは長く続くことを受け入れ、この受容が感情面での余裕を生み出す。対立が永遠になくなることを切望するのをやめたとき、最終的に恐れや防衛心なしに解決を模索することができる。
2. 好奇心を持って対立に取り組む
好奇心は主張の証明から意味探しに焦点を移す。「あなたにとってこれが何を表しているのかを理解する手助けをしてほしい」という言葉は「このことについては何千回も話してきた」と言うよりも、はるかにつながりを望むトーンになる。
3. 厳しい反応の下にある穏やかな感情に焦点を当てる
ほとんどの膠着した対立は、カップルが批判から弱さへと移行するときに解消される。この転換によって、対立がどのような深い恐れや憧れを呼び起こすのかに思いを馳せられるようになる。
4. 解決策ではなく協働を通じて取り組む
迅速あるいは恒久的な解決に向けて突っ走るのではなく、健全なカップルは貴重なエネルギーを継続的な協力に費やす。その結果、双方のニーズが共存できるような小さな儀式を作ることができる。
5. 繰り返される対立を失敗ではなく、情報としてとらえる
繰り返される対立はいずれも相手の内面をより深く理解する機会となる。やがてこうした会話は一層深い共感への道を開く。


