サイエンス

2025.11.30 12:00

氷河の上にかかる「白い虹」、生命の力強さも感じられる山の絶景

セントメリー湖の夜明け(米国モンタナ州グレイシャー国立公園)By © Dr. Elliot McGucken of Los Angeles, California, USA. Photos courtesy of Nature's Best Photography, All rights reserved.

5. ワイアレアレ山とウィーピング・ウォール滝(米国ハワイ州カウアイ島)

ワイアレアレ山とウィーピング・ウォール滝、米国ハワイ州カウアイ島((c) Dr. Elliot McGucken of Los Angeles, California, USA. Photos courtesy of Nature's Best Photography, All rights reserved.)
ワイアレアレ山とウィーピング・ウォール滝、米国ハワイ州カウアイ島((c) Dr. Elliot McGucken of Los Angeles, California, USA. Photos courtesy of Nature's Best Photography, All rights reserved.)

「ワイアレアレ」という名前は、直訳すると「波打つ水」という意味だ。その名のとおり、楯状火山であるワイアレアレ山は、地球上で最も降雨量の多い場所の一つで、年間450インチ(約1万1430ミリ)もの雨が降る。

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ひっきりなしに雨が降るからこそ、写真に写っている「ウィーピング・ウォール滝(むせび泣く壁の滝)」は流れ続けているわけだ。滝はほぼ垂直に流れ落ち、その周囲はコケやシダ、着生植物に覆われている。山頂の雲霧林は、生きたスポンジのように雨水を吸収し、カウアイ島を流れる川に対して、水をゆっくり供給する。そうやって、下流の生態系と住民の暮らしを支えている。

生物学的にみると、ワイアレアレ山は、キキョウ科のハワイアン・ロベリオイドやフトモモ科のオヒアレフア(日本名:ハワイフトモモ、学名:Metrosideros polymorpha)など、数え切れないほどの植物が生息する固有種のホットスポットだ。何よりも興味深いのは、こうした植物をはじめとする多くの種が、完全に孤立した状態で進化してきたことだ。地球のどこを探しても、同じ種は存在しない。

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forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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