欧州

2025.11.28 08:30

ロシアが滑空爆弾を量産、長射程型も投入 ウクライナの戦場と都市で脅威増大

ウクライナ北東部ハルキウ市にある市立病院の敷地内で2025年10月13日、ロシア軍の滑空爆弾による攻撃で発生した火災の消火活動にあたる救助隊員(Ukrinform/NurPhoto via Getty Images)

オーストラリア陸軍少将(退役)のミック・ライアンは米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)への寄稿で、ロシア軍は現在、ウクライナ軍の指揮官が「千の噛みつき」と呼ぶ戦術を採用していると説明している。これは、少人数のチームをウクライナ側の防御線の広く浅い隙間に送り込んで探りを入れ、穴が見つかればそこに歩兵とドローンを押し込んで突破を図るという戦術だ。

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ライアンによると、隙間が存在しない場所では、ロシア軍は滑空爆弾を用いて無理やり隙間をつくり出すケースが増えており、なかでも要塞陣地が一撃で崩壊し得る密集した市街地でその傾向が強いという。第92強襲旅団のトカチェンコは「わたしたちは適応し、できることをやり、新たな陣地を構築しています」とウクライナ側の対応を説明している。

ロシアは滑空爆弾の量産能力と射程延伸型の追加によって、自軍機をウクライナ軍のほとんどの防空システムの射程外にとどめながら、ウクライナ側の陣地に圧力をかけ続けられるようになった。年末にかけて滑空爆弾の生産が加速するにつれて、ウクライナ側の対処はさらに困難になるおそれがある。

forbes.com 原文

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翻訳・編集=江戸伸禎

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