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2025.12.02 09:15

お酌や取り分けは不要 若手が忘年会に参加したくなる3つの条件

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興味深いのは、参加したくない理由だ。多いのは、大人数の場が苦手、気遣いが大変という意見だ。40、50代は仕事の一環として向き合う必要があるという理由が上位に入ってくる。管理職、年配者として、会を無事に成功させる責任がのしかかってくるため、その年代で参加したくない人が増えるのもうなずける。

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そこで、どんな忘年会なら参加したい気持ちが高まるかを尋ねたところ、トップ3は、「途中入退室がしやすい」、「お酌や取り分けなどの気遣いが必要ない」、そして「メニューのバリエーションが豊富」となった。食事や飲み物に関する要望はこのほかにも多く見られる。

忘年会の参加人数を増やしたいならば、食べ物と飲み物のクオリティーは重要だとわかった。お酌や取り分けを若手社員に強要するなどというレトロな因習がいまだに残っているとは信じがたいが、上司が望まなくても若手が気を利かせて自主的に行うこともある。それはお互いに不幸なので、忘年会の「お約束」として事前に禁止を明示してはどうだろうか。途中参加、途中退場も「あり」と最初から決められていれば安心できる。年配社員は「これも仕事だ」などと思わず気軽にいてくれたほうが、自身も若手も楽しく本音を語り合えるというものだ。

プレスリリース

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文 = 金井哲夫

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