アップルのiOS 26.2がまもなくリリースされ、iPhone向けに多くの魅力的な新機能が追加される予定だ。新機能に加えて、iOS 26.2アップデートにはセキュリティパッチやバグ修正も含まれる見込みである。ここでは、この最新のiPhoneアップデートが配信された際に何が期待できるのかを説明しよう。
iOS 26.2アップデートの新機能
iPhone向けの多くのマイナーアップデートと同様に、iOS 26.2でも新しい機能が追加される。そのうちセキュリティ面で最も有用なのが、アップルが「Enhanced Safety Alerts」と呼ぶ新しい設定だ。「設定」>「通知」から利用でき、テック系サイト9to5Macによれば、対応地域のiPhoneユーザーは地震アラートや切迫した脅威に関するアラートのスイッチをオンにできるようになるという。
アップルはまた、「Enhanced Safety Alerts」を「よりタイムリーで信頼性の高いものにする」ために、「おおよその位置情報をアップルと共有する」プライバシーオプションも追加する。
iOS 26.2で追加される「Enhanced Safety Alerts」の設定オプションは、現在すでにある「Government Alerts(公的アラート)」セクションを拡張するものだ(編注:日本語環境では「緊急地震速報/災害・避難情報」)。このセクションには現在、AMBER Alerts(アンバー・アラート/行方不明児童などに関する緊急警報)、Public Safety Alerts(パブリック・セーフティ・アラーツ/公共の安全に関する警報)、Test Alerts(テスト・アラーツ)に加え、「Emergency Alerts(エマージェンシー・アラーツ)」のセクションが含まれている(編注:利用している国・地域によって異なる)。
アップル専門サイトMacRumorsによれば、iOS 26.2のその他の新機能として、物議を醸している「Liquid Glass」機能のオプション、Apple Musicでのオフライン歌詞表示への対応、睡眠スコアの見直し、リマインダーに対するアラーム機能、Podcastの強化、Apple Newsの刷新、さらにEUにおけるAirPodsの「ライブ翻訳」機能などが含まれるという。
iOS 26.2アップデートにはセキュリティ修正も含まれる
iOS 26.1から、アップルは「バックグラウンドセキュリティ改善」と呼ばれる新機能を提供しており、その場で適用される形のアップデートを可能にしている。しかし、セキュリティ修正を自分で追加したい人向けに、アップルはiOS 26.2アップデートと併せてセキュリティパッチも配信する可能性が高い。
アップルがiOS 26.1を最初にリリースした際、iOS 18.7.2が現れるまでには数日かかった。当時、筆者はこれはアップルがもはやiOS 26とiOS 18のどちらを使うかという選択肢をiPhoneユーザーに与えないという意味ではないかと考えたが、それは誤りだった。
とはいえ、アップルがiOS 18を今後長くアップデートし続ける可能性は低いとみられるため、もし手元のiPhoneが対応しているのであれば、iOS 26.2へのアップグレードを検討する価値がある。
iOS 26.2アップデートは不具合も修正する
セキュリティ修正や新機能に加えて、iOS 26.2では新しいiPhone用オペレーティングシステムに存在する不具合も修正される見込みだ。現時点でiOS 26に満足していない人もおり、掲示板サイト「Reddit」のある投稿では、iOS 26およびiOS 26.1にアップグレードして以来、アプリの不具合や動作の遅延に関する不満が詳しく述べられている。アップルがiOS 26.2で、少なくともこうした問題の一部を解消してくれることが期待される。
iOS 26.2アップデートのリリース時期
iOS 26.2アップデートは12月に入って程なく提供されるようだ。正確な日付はまだ明らかにされていないものの、配信は月の中頃になる可能性が高い。それまでは、筆者のForbes(フォーブス)上のページをチェックするか、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」に進み、iOS 26.2が到着していないか確認するとよい。



