2. 常に愛の証明を求める
「愛を獲得する」考え方のもう1つの特徴は、恋愛関係が確かなものであることを確認し続ける必要があることだ。これは愛着理論、特に不安型の愛着に関する研究で説明がつく。
例えば、専門誌『Clinical Psychologist』に2020年に掲載された研究では、愛着スタイルが極めて不安型の人は、パートナーが発する感情のサインを過度に監視する傾向があり、あいまいさを見捨てられる可能性があると解釈しやすいと指摘している。その結果、そうした人は頻繁に安心感を求めるようになる。
この傾向は、単に親密さを求めるものだと誤解してはいけない。関係が危うくなっていないことを、繰り返し確認する必要があるのだ。些細な意見の相違の後に「私たち、本当に大丈夫?」と言ったり、実際には不和がなくても「まだ私を愛している?」と尋ねたりといった具合だ。
このような再確認は安堵をもたらすが、不安を和らげる効果はたいてい長くは続かない。ほんの数時間、あるいは数日のうちに心配が再び頭をもたげ、同じことが繰り返される。
愛情は不安定なものであり、常に確保しなければならないと思い込むと、このパターンが現れる。自分の感情を調整するために他人の評価に大きく依存すると、決して真に解決することのない確認を繰り返すループに陥りやすくなる。
しかし実際には、そうした人が証明を求めているのはパートナーの行動に関するものでは全くなく、愛情が何の前触れもなく消えてしまうかもしれないという心の奥底にある恐れだ。彼らの心の中では、愛情は警戒と修復を通じて絶えず獲得されなければならないものなのだ。
3. 対立を避けるために自分の欲求を抑える
3つ目の兆候は、柔軟性や寛大さを装うことが多いため、他の兆候より微妙だ。愛を獲得しようとする人は、関係を円滑に保つために自分の好みやニーズ、境界線を抑制することが多い。
数十年にわたる社会心理学の研究で、「正しく」行動したときにのみ認められる環境で育つと、他人を失望させるような行動をすべて排除する傾向があるという。
大人になってからは、実際にはそう思っていなくても「あなたが選んで。私は気にしないから」といつも言うようになる。また、意見の相違を避けるために自分の不快感を軽視したり、緊張を引き起こす可能性のある欲求をはっきり表現することを避けたりする。
このアプローチは短期的には対立を防ぐかもしれないが、常に自分の中での代償を伴う。習慣的に自分のニーズを放棄すると、自分が何を望んでいるのかがまったくわからなくなる。その結果、そうした人のアイデンティティは真正性よりも融和性によって形作られるようになる。


