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2025.11.28 11:30

AI、量子コンピューター、2026年に買うべき「米国成長株ベスト3」

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筆者は数十年前にCNBCへ出演してテクノロジー株について議論して以来、あることを学んだ。それは、「企業が投資家の予想を上回る成長を示し、成長予測を引き上げたとき、通常、その株価は上昇する」という事である。

そして私は、2026年には、AI半導体の設計企業であるエヌビディア、ビットコイン採掘企業からAIクラウドサービス企業へと転換したIREN、そして量子コンピューティングサービス企業のイオンキューで、その動きが見られると考える。

以下では、これらの成長株を購入すべき理由と、それぞれが抱えるリスクを解説する。

2026年の成長株を検討する

成長株とは、市場の平均的な企業より高い成長率が期待される企業の株式である。こうした企業は、事業拡大のために利益を再投資することが多いため、配当を支払わない。投資家は、企業の将来の利益成長が大幅な株価上昇をもたらすという期待のもと、高いキャピタルゲインの可能性を求めて成長株を購入する。

強い利益成長予測とAI分野への継続的な投資を背景に、2026年における成長株の見通しは良好である。アナリストは、AI関連設備投資の増加を支えに、市場全体および特定セクターの成長を予測している。一方で、強固なファンダメンタルズを欠く企業にとっては、依然として高い変動性がリスクとなる。

3銘柄を選んだ理由

私は、高い成長予測と2025年の株価パフォーマンスを基準にこれら3銘柄を選定した。エヌビディアとIRENは高収益企業であり、イオンキューは急成長しているが赤字である。しかし、3社すべての株価が2025年に上昇している。

2026年に投資すべき成長株ベスト3

2026年に投資すべき成長株の最有力候補は、エヌビディア、IREN、イオンキューの3社である。エヌビディアは高い収益性と高成長を兼ね備えるが、直近の伸び率は鈍化している。IRENはAIコンピューティングサービス企業への転換により、成長が大幅に加速した。イオンキューは、大企業や政府機関向けに、実用的な選択肢としての量子コンピューティングを提供しており、急成長中だ。

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翻訳=江津拓哉

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