講座を修了して何が起きたか
この講座で私が最も楽しんだのは、クライアントやパートナー企業との会議を準備すると想定されたシナリオにおいて、さまざまなプロンプト技術を実践できたことだ。実際、次のような変化があった。
・ビジネス関係者との会議で、より良い成果を得られるようになった
・ChatGPTのプロンプト技術に自信がついた
・ビジネス判断やクライアントに関する洞察が深まった
AIスキルの認定講座は採用率を高める効果がある。しかし、それ以上に重要なのは、日々の仕事の進め方が明確に変わることだ。生成AIを「アシスタント」や「チームメイト」として捉えることで、自分の思考や行動がより戦略的になる。
講座の講師であるジュールズ・ホワイト教授が言っていたように、ChatGPT(や他のLLM)をグーグルのように扱うのをやめ、「ビジネスパートナー」や「同僚」として見るようになったときに、本当の変化が起こる。そうすることで、自分のビジネス文脈に即した応用的なAIスキルを示せるようになるのだ。
AI講座を受けるべきか?
結論としては、絶対に受けるべきだ。
ただし、選ぶ講座は自分の目標によって変わる。すべての認定が同じ価値を持っているわけではない。特定の役割に強く特化したもの(例:HubSpotの『AI for Marketing』)もあれば、より一般的なAIリテラシーを扱うもの(例:Courseraの『Google AI Essentials Specialization』)、あるいは開発者向けの技術的内容に寄ったもの(例:ヴァンダービルト大学の『AI Agent Developer Specialization』)などもある。
最近ではアマゾンもAI関連のマイクロクレデンシャルや認定講座をリリースしているため、短期および長期のキャリア目標に照らして、最適な選択肢を探してみると良いだろう。
次に何を学ぶか
Courseraが発行するヴァンダービルト大学の公式認定を取得したので、次は自分のビジネスにさらに直結するようなAI関連講座をもう1つ受けてみるつもりだ。次もCourseraにするかもしれないし、あるいはAsanaが提供しているワークフロー最適化とデザインに関する講座に挑戦するかもしれない。


