11月25日発売のForbes JAPAN2026年1月号の特集「日本の起業家ランキング2026」で9位に輝いたのは、 TERASSの江口亮介だ。不動産仲介エージェントのDXサポート事業で確固たるポジションを獲得している。
個人で活動する不動産仲介エージェントのDXサポート事業を手がけるTERASSが、飛躍を遂げている。所属エージェント数は1年で約30%以上伸び、約800人に。年間仲介取扱高は2000億円を突破し、東京商工リサーチが実施した「エージェント制不動産仲介会社調査」において取扱高No.1を獲得している。
同社はエージェントに対して、仲介業務に必要なサービスを包括的に提供。不動産購入・売却を検討している顧客とエージェントをマッチングさせる「Terass Offer(テラスオファー)」をはじめ、顧客・業績管理システム、重要書類の作成自動化・代行などを取り揃えている。
収益源は仲介手数料で、75%をエージェントが、25%をTERASSが受け取るかたちだ。エージェントの数を増やし、成約数を伸ばしていくことが成長の重要な要素となる。だから、エージェントの質には一切妥協しない。面談者の契約率はわずか7%程度と狭き門だ。その分、優秀なエージェントが集まり、1億円プレイヤーも複数誕生している。
厳しい審査体制をしいていても、エージェントの数は右肩上がりに増えているのは、それだけ多くの応募が集まっているからだ。背景には、TERASSがこの1年で「SAM(獲得しうる最大の市場規模)」自体を広げてきたことがある。「日本の不動産仲介エージェントの多くは会社に所属しています。これまでTERASSに入ってきてくれた人は、一般的でない働き方に挑戦するアーリーアダプターと呼ばれる層。25年はより広いマジョリティ層にアプローチをしてきた」と代表の江口亮介はいう。
例えば25年2月には、初年度の年収1000万円を保証する取り組みを発表。「さまざまなエージェントのサポートをしてきたからこそ、どのような人が個人として確実に活躍できるか、我々にはデータがたまっている」と江口は自信を見せる。また、3月にからはウェブCMも放映。 「安心して独立できる環境」であることを訴求し、これが応募増や業績の押し上げにつながっている。待遇の良い大手仲介業者からの応募者も増えているという。



